トンキニーズの基本情報
写真:Odin's chair
- 原産
カナダ - 毛
短毛 - 体重
2.7~5.5キロ - タイプ
セミフォーリン
トンキニーズの歴史・ルーツ
トンキニーズの起源は1950年代に遡ります。その頃、アメリカとイギリスのブリーダーがシールポイント(シャムの基本的な毛色のことで、身体はクリームがかった薄黄色、ポイントは濃い黒褐色)のシャムとセーブル(バーミーズの毛色で、濃い茶褐色のもの)のバーミーズを交配させ、それぞれのよい所を併せ持つチョコレートポイントの猫を作り上げました。それが今のトンキニーズの原型です。しかしそれ以前の来歴に関しては不明な点が多く、1800年代のキャットショーに登場したシャムが起源とする説や、1930年代、医師のジョセフ・チースマン氏(Joseph Cheesman)がカリフォルニアに輸入した「ウォンマウ」(Wong Mau)という猫が起源だとする説などがあります。
1979年にCFAとTICAに公認され、2001年からは混血種分類から純血種分類に変わっています。なお、オランダで生まれたセミロングヘアータイプのトンキニーズは、時に「チベタン」(Tibetan)と呼ばれることがあります。
名前とインドシナ半島の「トンキン地方」、及びヴェトナム戦争で話題になった「トンキン湾」とは無関係です。元々は「South Pacific」というミュージカルに登場する「Tonkanese」(トンカニーズ)という島にちなんで「トンカニーズ」と呼ばれていましたが、シャムやバーミーズ同様、「発祥の地にちなんで名づけたのだろう」という勘違いが流布し、次第に「Tonkinese」というつづりに変化し、それに呼応して読み方も「トンキニーズ」に変わってしまったようです。
1979年にCFAとTICAに公認され、2001年からは混血種分類から純血種分類に変わっています。なお、オランダで生まれたセミロングヘアータイプのトンキニーズは、時に「チベタン」(Tibetan)と呼ばれることがあります。
名前とインドシナ半島の「トンキン地方」、及びヴェトナム戦争で話題になった「トンキン湾」とは無関係です。元々は「South Pacific」というミュージカルに登場する「Tonkanese」(トンカニーズ)という島にちなんで「トンカニーズ」と呼ばれていましたが、シャムやバーミーズ同様、「発祥の地にちなんで名づけたのだろう」という勘違いが流布し、次第に「Tonkinese」というつづりに変化し、それに呼応して読み方も「トンキニーズ」に変わってしまったようです。
トンキニーズの特徴・性格
トンキニーズのお手入れ・注意点
トンキニーズのお手入れは1日1回の軽いブラッシングで充分です。
トンキニーズの動画
以下でご紹介するのはトンキニーズの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
一度に生んだ子猫の数で世界記録を持っているのはこの品種で、なんと19匹も生んだとか。ミンクの被毛に多く見られるアクアカラーの目は珍重されます。歯肉炎などの口内疾患にやや注意が必要。
一度に生んだ子猫の数で世界記録を持っているのはこの品種で、なんと19匹も生んだとか。ミンクの被毛に多く見られるアクアカラーの目は珍重されます。歯肉炎などの口内疾患にやや注意が必要。
トンキニーズの病気
以下でご紹介するのは文献などで報告されているトンキニーズに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。
糖尿病
糖尿病とは血流中の糖分(グルコース)をうまく細胞内に取り込むことができず、血糖値が高い状態で維持されてしまう病気。診断は身体検査や血糖値の測定を通して下します。治療法はインスリンの投与と食事療法がメインです。
低カルシウム血症ポリミオパチー(?)
FOPS(?)
「FOPS」(Feline Orofacial Pain Syndrome, フォップス)とは、口腔内の痛みに端を発する様々な症状の総称で、直訳すると「猫口腔顔面痛症候群」となります。口を動かす動作によって口内の痛みが誘発され、ひとたび痛みが発生すると、数分から数時間に渡って持続します。顔の中を走る「三叉神経」(さんさしんけい)が関わる神経因性疼痛の一種だろうと推測されていますが、その発症メカニズムに関してはよくわかっていません。