バリニーズの基本情報
バリニーズの歴史・ルーツ
バリニーズはシャムの長毛種です。1920年代、時折生まれたシャムのセミロング~長毛種はシャムとしては失格として扱われており、そのほとんどは家庭用ペットとして売り払われていました。しかし1950年代になり、その美しい姿かたちに惚れ込んだマリオン・ドーシー、ヘレン・スミスという二人のブリーダーが品種確立の為に尽力し、1970年にようやくCFA公認となりました。
品種名は当初「ロングヘアー・シャム」(Longhaired Shiamese)でしたが、ブリーダーの一人ヘレン・スミスは、「猫の立ち居振る舞いがバリ島のダンサーのように優雅だ」と考え、「バリニーズ」(Balinese)に固定されるようになりました。ですからバリ島やインドネシアと猫の血統とは何の関係も無いわけです。
品種名は当初「ロングヘアー・シャム」(Longhaired Shiamese)でしたが、ブリーダーの一人ヘレン・スミスは、「猫の立ち居振る舞いがバリ島のダンサーのように優雅だ」と考え、「バリニーズ」(Balinese)に固定されるようになりました。ですからバリ島やインドネシアと猫の血統とは何の関係も無いわけです。
バリニーズの特徴・性格
バリニーズの特徴はセミロングの被毛です。長さには個体差がありますが、おもに尻尾と首回りの毛が長く伸びます。アンダーコートの無いシングルコートで、手触りはシャム同様滑らかですが、若干寒さに弱い傾向があります。ボディはオリエンタルタイプ。アーモンド型の目はサファイアブルーのみです。
バリニーズの性格はとても愛情深く甘えん坊ですが、若干神経質な部分もあります。
バリニーズの性格はとても愛情深く甘えん坊ですが、若干神経質な部分もあります。
バリニーズのお手入れ・注意点
バリニーズのお手入れは、1日1回のブラッシングとコーミングで充分でしょう。
バリニーズの動画
以下でご紹介するのはバリニーズの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
シャムの血が混じっていますが、シャムのように大きな声で鳴くことはないようです。シングルコートで下毛がなく、抜け毛もほとんどないためブラッシングの手間は最小限で十分です。
シャムの血が混じっていますが、シャムのように大きな声で鳴くことはないようです。シングルコートで下毛がなく、抜け毛もほとんどないためブラッシングの手間は最小限で十分です。
バリニーズの病気
以下でご紹介するのは文献などで報告されているバリニーズに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。
シャム関連疾患
シャム関連疾患とはシャムに多いと考えられている病気の総称です。
バリニーズは被毛の長さを除いてシャムと遺伝子の多くの部分を共有しています。文献上「バリニーズ」という名前は出てこなくても、シャムで発症しやすい病気はバリニーズでも発症しやすいと推測されます。具体的には糖尿病、悪性リンパ腫、難産、進行性網膜萎縮症、子宮蓄膿症、ウールサッキング皮膚腫瘍などです。詳しくは以下のページををご参照ください。
バリニーズは被毛の長さを除いてシャムと遺伝子の多くの部分を共有しています。文献上「バリニーズ」という名前は出てこなくても、シャムで発症しやすい病気はバリニーズでも発症しやすいと推測されます。具体的には糖尿病、悪性リンパ腫、難産、進行性網膜萎縮症、子宮蓄膿症、ウールサッキング皮膚腫瘍などです。詳しくは以下のページををご参照ください。