ハバナブラウンの基本情報
写真:JayThinker
- 原産
イギリス - 毛
短毛 - 体重
2.7~4.5キロ - タイプ
セミフォーリン
ハバナブラウンの歴史・ルーツ
ハバナブラウンはチョコレートポイントのシャムと、シャムの血が混じった黒猫とを交配させた結果、偶然生まれた猫です。1890年代に初めて登場した頃は栗色(chestnut)でグリーンの目をしており、「スイス・マウンテンキャット」(Swiss Mountain Cat)と名づけられました。しかし単色でグリーンの目を持つ猫はシャム愛好家たちから総すかんを受け、しばらくは不遇の時代が続きます。
二つの大戦を経て1950年代に入ると、シールポイント(またはチョコレートポイント)のシャムと黒猫との交配が行われ、単色のチョコレート色をした猫が作り出されました。英国ではこの猫を「チェストナットブラウンフォーリン」(Chestnut Brown Foreign)として認定し、その後アメリカなどへの輸出を始め、今日のハバナブラウンの基礎を作りました。現在、イギリスとアメリカではスタンダードが別々に存在しています。これは、イギリスではスリムなオリエンタルタイプが好まれたのに対し、アメリカでは筋肉質のセミフォーリンが好まれたためです。
名前の由来は、体の色が鮮やかなチョコレート色で、ハバマ産の葉巻きに似ているからだと言われています。しかし一説では「ハバナラビット」という、体毛の色が似たウサギからつけられたとも。
二つの大戦を経て1950年代に入ると、シールポイント(またはチョコレートポイント)のシャムと黒猫との交配が行われ、単色のチョコレート色をした猫が作り出されました。英国ではこの猫を「チェストナットブラウンフォーリン」(Chestnut Brown Foreign)として認定し、その後アメリカなどへの輸出を始め、今日のハバナブラウンの基礎を作りました。現在、イギリスとアメリカではスタンダードが別々に存在しています。これは、イギリスではスリムなオリエンタルタイプが好まれたのに対し、アメリカでは筋肉質のセミフォーリンが好まれたためです。
名前の由来は、体の色が鮮やかなチョコレート色で、ハバマ産の葉巻きに似ているからだと言われています。しかし一説では「ハバナラビット」という、体毛の色が似たウサギからつけられたとも。
ハバナブラウンの特徴・性格
ハバナブラウンのお手入れ・注意点
ハバナブラウンのお手入れは、1日1回程度のブラッシングで充分でしょう。
ハバナブラウンの動画
以下でご紹介するのはハバナブラウンの歴史や特徴を解説した動画です(ラスト30秒は広告)。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
美しい被毛はミンクにもなぞらえられることもあり、またその名が示すとおりヒゲまでブラウン一色です。
被毛の下には筋肉質な体が隠れており、持ち上げてみると見た目よりもずっしりと重いいわゆる「抱き重り」する猫の一つです。命令に従うことが嫌いではなく「とってこい」を覚えるものもいるとか。
美しい被毛はミンクにもなぞらえられることもあり、またその名が示すとおりヒゲまでブラウン一色です。
被毛の下には筋肉質な体が隠れており、持ち上げてみると見た目よりもずっしりと重いいわゆる「抱き重り」する猫の一つです。命令に従うことが嫌いではなく「とってこい」を覚えるものもいるとか。
ハバナブラウンの病気
以下でご紹介するのは文献などで報告されているハバナブラウンに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。
下部尿路症候群
下部尿路症候群(LUTD)とは、膀胱から尿道口をつなぐまでのどこかに結石などを生じてしまう病気。猫ではシュウ酸カルシウム結石やストラバイト結石が大半を占めていますが、まれに尿酸塩(アンモニア・ナトリウム・シスチン・キサンチン)が結石を形成することもあります。診断は尿内の結晶検査やエックス線撮影で下します。治療は結石の除去と食事療法がメインです。
ミネソタ尿石センターに蓄積されたデータを解析した所、ハバナにおいてはシュウ酸カルシウム結石と尿酸塩結石両方の発症リスクが高い可能性が示されました。