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10月の猫ニュース

 2014年10月の猫に関するニュースをまとめました。一番上が最新で、下にスクロールするほど記事が古くなります。記事内にリンクが貼られていることもありますが、古い記事の場合はリンク切れの時がありますのでご了承下さい。

10月31日

 広島県の神石高原町は、「ふるさと納税」制度を犬猫殺処分減少のために有効活用する新たな仕組みを開始しました。
 「ふるさと納税」とは、任意の自治体に寄付をすると、寄付した額のほぼ全額が税額控除される制度。神石高原町では、「ふるさと納税を通じて寄付をした場合、使途を指定できる」という仕組みをスタートし、さらに指定先をNPO法人や自治振興会にまで拡大しました。NPOとして選ばれたのが、地元に本拠地を置く「ピースウィンズ・ジャパン」。「ピースワンコジャパン」という形で殺処分ゼロを目指している団体です。この団体を指定してふるさと納税を行うと、納税額の5%が町の事業に、そして残りの95%がすべて団体の運営資金として回されるといいます。
 神石高原町のように、「ふるさと納税」と犬猫保護活動をリンクしたシステムは全国初とのこと。納税金の使用目的を明確化したことにより、今後は全国の犬猫愛好家から寄付金が集まることが期待されます。 ピースウィンズ・ジャパン

10月31日

 政府インターネットテレビにて、犬猫殺処分の減少を目指した啓蒙ビデオ「不幸な犬や猫をなくすために~ペットは責任をもって飼いましょう」が公開されました。
 約7分間の映像内では、2013年度に施行された「改正動物愛護法」の概略や、ペット飼育放棄の原因、ペット殺処分を減らすために必要なことなどが解説されています。 不幸な犬や猫をなくすために 改正動物愛護法 猫の殺処分の現状

10月31日

 アメリカ・ニューヨーク州のとある民家から、劣悪な環境下におかれていた猫約150匹が救出されました。
 立ち入り調査が行われたのは、同州オールバニにある悪名高い猫屋敷。警察や消防隊員、動物保護団体の「モホークハドソン動物愛護協会」などが立ち入り、数日にわたる救出活動が展開されました。最初の2日で何とか98匹を救出したものの、壁の後ろにはまだ50匹ほどが隠れているとのこと。猫たちの飼育状態は一様に劣悪で、ノミや呼吸器系の感染症、耳ダニが蔓延し、特に状態の悪い12匹に関しては安楽死を余儀なくされたといいます。当局がこの家族に介入したのは今回が4回目。救出された猫の数は、過去2年半で累計400匹近くに上るということです。 Source---AFP

10月31日

 地図情報を提供する「GoogleMap」上において、突如巨大な猫が出現したと話題になっています。
 巨大な猫が現れたのは、ニュージーランド・オークランドの海岸沿いにある小区画。一見すると、小道がたまたま猫の形になっているように思えますが、Googleの担当者によると実は全くの作り物だそうです。恐らく、無名のハッカーがいたずらで行ったのだろうとのこと。取材に応じた「Google New Zealand」のアニー・バクスターさんは、「YouTubeにおける猫の人気は知っていましたが、まさかGoogleMapにまで勢力を広げるとは思っていませんでした」と語っています。 Metro.co.uk Source---METRO
GoogleMapに出現した巨大猫

10月30日

 アイリスオーヤマは、ペットWEBマガジン「アイリスペットどっとコム 猫といっしょ」にて、「猫の国勢調査2014」を公開しました。
 当調査は2014年の1月から2月にかけ、「アイリスペットどっとコム」の会員952名を対象として行われたもの。統計に反映された猫の数は、トータルで1,601匹に達します。名前ランキングの総合では「モモ」と「トラ」が同率一位。また品種ランキングでは「ミックス」が1,238匹と、他を圧倒する断トツの一位になっています。
名前ランキング
猫の名前ランキング2014
品種ランキング
猫の品種ランキング2014 猫の国勢調査2014 Source---アイリスペットどっとコム 猫といっしょ

10月29日

 カリフォルニア州オレンジ郡のチャップマン大学で、ペットフードに含まれている肉のDNAテストを行ったところ、約40%において表示偽装の疑いがあるとの結果が出ました。
 調査の対象となったのは、ウエットとドライ両方のペットフード52ブランド。成分に含まれている肉の種類を特定するためにDNAテストを行ったところ、31ブランドにおいては正確にラベリングされていたものの、20(約40%)のブランドにおいては偽装ラベルが貼られている可能性があることが判明しました。さらに1ブランドに関しては、もはや何の肉なのか突き止めることができなかったとも。
 偽装が疑われた20のブランドのうち、13が犬用フードで7が猫用フードだったといいます。この偽装の中には、食品アレルギーの原因になりやすい豚肉を含んでいるにもかかわらずその旨を表示していないなど、ペットの健康に悪影響を及ぼしかねない重大なものまで含まれていたそうです。これはアメリカでのお話ですが、人間の食品ですら偽装が行われる日本においては、いささか心配になる話題です。 Chapman Report キャットフードの選び方 Source---Chapman University

10月22日

 20日、アメリカのペンシルベニア州において、「犬食・猫食」を違法化するための投票が予定されていましたが、下院の意向により中止となりました。
 ペンシルベニア州は、アメリカ国内では唯一「犬食・猫食」を合法化している州。今年になり、こうした行為を違法化するための法案「HB1750」が策定され、6月に上院司法委員会を、そして10月初旬には上院を通過し、あとは下院における評決を待つだけという段階になっていました。
 ところが、今週の月曜日に予定されていたはずのこの評決は、下院の意向によって一方的に見送られ、結局日の目を見ないまま立ち消えとなることが決定しました。情報筋によると、銃に関連した規制を好ましく思わない人々からの圧力があったのだろうとのこと。これによりペンシルベニア州では、依然として生きた鳩を銃で撃つ娯楽「鳩撃ち」、および犬や猫を食べる目的で肉屋に持ち込むことなどが許容されたままになります。 Source---HSUS/OPINION

10月18日

 10月19日(日)、東京都新宿区の神楽坂通り周辺で、猫に扮して町をパレードする「神楽坂化け猫パレード」が開催されます。
 当イベントは、猫をテーマにした仮装に身を包んで街中を練り歩く市民参加型パレード。参加するには、10時~13時30分の間に「高齢者福祉施設神楽坂」の受け付けで参加証を受け取り、用意されている更衣室で猫をテーマにしたメイクや着替えをします。参加は無料ですが、有料メイクサービス(500円~1,000円)もあるとのこと。なお神楽坂は「吾輩は猫である」で知られる夏目漱石ゆかりの地としても有名。 神楽坂化け猫パレード
神楽坂化け猫パレードの様子

10月16日

 常に驚いた顔をしている中国のブリティッシュショートヘアー「バンイェ」が話題です。
 「バンイェ」は中国に暮らす11歳のブリティシュショートヘア。中国国内の写真投稿サイト「Duitang」に登場したことで人気に火が付きました。一杯に見開いた瞳孔と、鼻の下にある黒い模様が、いつも驚いているかのような表情を作り出しています。ネット上では、不機嫌顔の「グランピーキャット」(Grumpy Cat)、チンピラ顔の「ガーフィ」(Garfi)に続く、猫界からの第三の刺客として早くも話題です。 バンイェ(in Duitang) グランピーキャット
常に驚いた顔をしている中国の「バンイェ」

10月13日

 イギリス・レスターシャーに暮らす自閉症の天才少女画家・アイリスちゃんの作風に、どうやら飼い猫の「シューラ」がインスピレーションを与えているらしいと話題です。
 今年で5歳になるアイリスちゃん(Iris Grace Halmshaw)は天才画家としてイギリス国内では名の知れた少女。3歳の時に描いた作品は、1500ユーロで売れたという輝かしい実績も持っています。しかし、芸術の分野で華々しい才能を開花させている一方、彼女は自閉症を患っており、人とうまくコミュニケーションをとることができません。両親はアニマルセラピーの効果を期待して、彼女をウマ、イヌ、ネコといった動物たちと触れ合わせましたが、どれもうまくいかなかったといいます。
 そんな彼女に転機が訪れたのは今年の2月、子猫の「シューラ」(Thula)がハームショー家にやってきてからでした。人とも動物ともうまく接することができなかったアイリスちゃんですが、なぜかシューラとだけは意気投合。どこに行くにもシューラを連れて回り、一緒にお風呂にまで入るようになったとか。シューラの存在は、どうやら彼女の作風にも影響を与えているようで、猫の目や鼻の形から着想を得たと思われる筆致が、作品のそこかしこに見られるようになったといいます。 Iris Grace Paintings Source---Mail Online
自閉症の天才画家・アイリスちゃん

10月11日

 テレビ東京で放映中の「田勢康弘の週刊ニュース新書」に出演し、そのマイペースな性格で多くのファンを獲得していた猫の「まーご」が、10日午後9時に急逝しました。
 「まーご」は2006年3月15日生まれのアメリカンショートヘアー(オス)。番組公式サイトでは「番組のアイドル」として紹介され、視聴者やゲストたちから愛されていました。享年8歳7ヶ月。 田勢康弘の週刊ニュース新書
10日に急逝したマスコット猫「まーご」

10月6日

 フェリシモ猫部は、漫画家・山野りんりんさんのツイッター上でのつぶやきをきっかけに生まれた、猫のひっかき傷を隠すための専用絆創膏「にゃんそうこう」のウェブ予約販売を10月2日から開始しました。
 当商品が生まれたきっかけは、漫画家・山野りんりんさんがフェリシモ猫部宛に「こんな絆創膏があればいいのに」とツイートしたこと。その結果、多くのフォロワーから「ぜひ商品化を!」との声が上がり、たちまち今回の商品化につながりました。デザインは、複数の原画案の中から500名を超えるユーザーの投票により決定。可愛いイラストとメッセージにより、猫による傷であると一目でわかってもらえるよう工夫されています。なお、この「にゃんそうこう」の販売額の一部は、飼い主のいない動物の保護や里親探し活動に役立てられるとのこと。 FELISSIMO MERRY Source---フェリシモ猫部
山野りんりんさんのツイッター上でのつぶやきをきっかけに生まれた「にゃんそうこう」

10月3日

 アメリカ・ロサンジェルスのチャイナタウンでは、10月2日~5日の期間限定で、「Catfe」という猫カフェがオープン中です。
 当カフェは、日本の「里親募集型猫カフェ」を参考にして作られたもの。目的はあくまでも動物保護施設を運営するための資金集めだそうです。参加する猫たちはすべて里親募集中の身寄りのない子たち。持ち込みOKで、バンドによる「Kitty Nyan Nyan Jingle!」という曲の生演奏もあるとか。 Catfe

10月3日

 秋田県は、佐竹敬久知事がロシアのプーチン大統領に贈った秋田犬「ゆめ」と、その返礼として大統領が知事に贈ったシベリア猫「ミール」をキャラクター化しました。
 「ゆめ」は2012年7月、ロシアからの震災支援に対するお礼として佐竹知事が贈呈した秋田犬。一方「ミール」は、「ゆめ」への返礼としてプーチン大統領が佐竹知事に贈った猫。秋田県の観光振興課は、この「ゆめ」と「ミール」をモデルとしたキャラクターを作成し、観光を推進するためのイベント「謎ときリアルタマさがしゲーム」の盛り上げ役として働いてもらうこととなりました。
 キャラクター制作を手掛けたのは、アニメシリーズ「うちのタマ知りませんか?」を手掛けるソニー・クリエイティブプロダクツ。イベントは、パンフレットに書かれている謎を解きながら、キャラクターと一緒に県内5つの地域に隠された宝探しを行うというものです。なおキャラクターはこのイベント限りで、その後は使わないとのこと。開催日程は9月13日から12月14日まで。 秋田宝探し物語 Source---産経新聞
謎ときリアルタマさがしゲームに登場する「ゆめ」と「ミール」