ターキッシュアンゴラの基本情報
ターキッシュアンゴラの歴史・ルーツ
ターキッシュアンゴラの特徴・性格
ターキッシュアンゴラの特徴は、絹のような手触りの長いシングルコート、とがった直立耳、色とりどりのアーモンド形の目(青、緑、琥珀、金目銀目=オッドアイ)などです。ボディはスリムなフォーリンタイプですが、筋肉質の体は引き締まっています。健康面では、「Ataxia」と呼ばれる運動失調症の発症確率が高いことが報告されています。
ターキッシュアンゴラの性格は、頭が良くて優しく、飼い主に従順です。好奇心旺盛ですが若干神経質な部分もあります。
ターキッシュアンゴラの性格は、頭が良くて優しく、飼い主に従順です。好奇心旺盛ですが若干神経質な部分もあります。
ターキッシュアンゴラのお手入れ・注意点
シングルコートなので毛玉はできにくいですが、美しい被毛を保つため、一日一回は軽いブラッシングかコーミングをしましょう。
ターキッシュアンゴラの動画
以下でご紹介するのはターキッシュアンゴラの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
「とってこい」が好きなことから犬のようだと形容する人もいます。フランスのルイ16世は会議用テーブルの上にこの猫を乗せるほど愛好しており、またその妻マリーアントワネットは、フランス革命に際してターキッシュアンゴラを引き連れてアメリカに国外逃亡を図ったとか。一部には、この猫が長毛種の祖先であると考えている学者もいるようです。
「とってこい」が好きなことから犬のようだと形容する人もいます。フランスのルイ16世は会議用テーブルの上にこの猫を乗せるほど愛好しており、またその妻マリーアントワネットは、フランス革命に際してターキッシュアンゴラを引き連れてアメリカに国外逃亡を図ったとか。一部には、この猫が長毛種の祖先であると考えている学者もいるようです。
ターキッシュアンゴラの病気
以下でご紹介するのは文献などで報告されているターキッシュアンゴラに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。
輸血における拒絶反応
輸血における拒絶反応とは、型が異なる血液を輸血することで赤血球が凝集や溶血を起こし、正常に機能しなくなってしまうこと。ターキッシュアンゴラはB型の割合が40%を超えていると推計されるため、万が一A型の血液を間違って輸血してしまった場合、重篤な拒絶反応が起こると考えられます。
新生子溶血
新生子溶血とは、B型の母猫がA型の子猫に対して初乳を与えたとき、拒絶反応が起こって赤血球が破壊されてしまう現象のこと。最悪のケースでは死亡してしまいます。
白猫関連の聴覚障害
白猫関連の聴覚障害とは、被毛が白い猫で片方~両方の耳が聞こえなくなるという現象。発症メカニズムは、メラニン細胞の働きを抑制する「W」と呼ばれる遺伝子が、耳の中にある蝸牛と呼ばれる器官内部の血管線条に作用→音の認識に必要な繊毛が栄養不足で劣化・脱落→音を電気信号に変換できなくなる→耳が聞こえなくなるというものです。「W」遺伝子は耳のほか被毛や目(虹彩)のメラニン細胞も抑制しますので、色素が生成されず全身が真っ白になったり目がブルーになったりします。 ターキッシュアンゴラは優性遺伝子「W」による美しい白い被毛を特徴としていますので、白猫関連の聴覚障害を発症する確率が高いと考えられます。特にブルーの瞳と組み合わさった場合は要注意です。