スノーシューの基本情報
- 原産
アメリカ - 毛
短毛 - 体重
2.5~6.5キロ - タイプ
セミフォーリン
スノーシューの歴史・ルーツ
スノーシューの起源は、1960年代のペンシルバニア州・フィラデルフィアに始まります。シャムのブリーダーだったドロシー・ドーハーティが、シャムの子猫の中に、足の先端が白い子猫を3匹見つけました。その後、この猫とアメリカンショートヘアを交配させて生まれた猫が、今のスノーシューの原型です。ドロシーは地元のキャットショーなどにエントリーしてこの猫を紹介しましたが、なかなか認定をもらえず、結局品種の確立を諦めてしまいます。
その後、ヴィッキー・オランドー(Vikki Olander)が交配を引き継ぎ、品種の確立に尽力しました。 誕生から40年以上たっているにもかかわらずなかなか知名度が上がらず、また見かけることも少ないのは、ソックス模様が劣性遺伝で発現しにくいためです。名前の由来は、雪の中を歩くときの「スノーシュー」(snowshoe/日本語では「かんじき」)から。
その後、ヴィッキー・オランドー(Vikki Olander)が交配を引き継ぎ、品種の確立に尽力しました。 誕生から40年以上たっているにもかかわらずなかなか知名度が上がらず、また見かけることも少ないのは、ソックス模様が劣性遺伝で発現しにくいためです。名前の由来は、雪の中を歩くときの「スノーシュー」(snowshoe/日本語では「かんじき」)から。
スノーシューの特徴・性格
スノーシューの特徴は、なんと言っても四肢の先端に現れる、ソックスをはいたような模様です。のどの辺りには、腹部よりも幅の広い白い帯があります。ボディはアメリカンショートヘアのどっしりした体型と、オリエンタルのスリムな体型を併せ持つセミフォーリンタイプです。また、水を怖がらず、水の中で泳ぐ個体もいるそうです。
スノーシューの性格は、甘えん坊でやんちゃです。猫にしては余り孤独が得意ではなく、常に人間のそばにいたがるところがあるようです。頻繁に鳴く個体もいるようですが、シャムほど大きな声が出るわけではありません。
スノーシューの性格は、甘えん坊でやんちゃです。猫にしては余り孤独が得意ではなく、常に人間のそばにいたがるところがあるようです。頻繁に鳴く個体もいるようですが、シャムほど大きな声が出るわけではありません。
スノーシューのお手入れ・注意点
スノーシューのお手入れは、一日一回のブラッシングで充分でしょう。
スノーシューの動画
以下でご紹介するのはスノーシューの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
シャムと同様、歯肉炎と口内の病気が出やすいので、歯磨きなど定期的なケアが必要となります。
人間を始め他の動物たちとも仲良くやっていけますが、孤独が苦手なので長時間の放置は禁物とのこと。
シャムと同様、歯肉炎と口内の病気が出やすいので、歯磨きなど定期的なケアが必要となります。
人間を始め他の動物たちとも仲良くやっていけますが、孤独が苦手なので長時間の放置は禁物とのこと。
スノーシューの病気
以下でご紹介するのは文献などで報告されているスノーシューに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。
軸索変性症(?)
軸索変性症とは、末梢神経の一部である「軸索」と呼ばれる指令伝導ケーブルに変化が起こり、運動や感覚に障害が出る病気。2009年、イギリスとアメリカからなる共同調査チームは、遺伝性の軸索変性症と見られるスノーシュー2頭の症例報告を行いましたが、同様の症例がたくさんあるわけではないため、軸索変性がこの品種の好発疾患なのか、それともこの患猫の家族にだけ好発する家族性疾患なのかは今のところ不明です。
尿酸塩尿石症(?)
下部尿路症候群(LUTD)とは、膀胱から尿道口をつなぐまでのどこかに結石などを生じてしまう病気。猫ではシュウ酸カルシウム結石やストラバイト結石が大半を占めていますが、まれに尿酸塩(アンモニア・ナトリウム・シスチン・キサンチン)が結石を形成することもあります。診断は尿内の結晶検査やエックス線撮影で下します。治療は結石の除去と食事療法がメインです。スノーシューでは16倍以上の発症リスクがあると報告されていますが、調査対象数が少ないため確定的なデータではありません。