アメリカンショートヘアーの基本情報
- 原産
アメリカ - 毛
短毛 - 体重
3.5~6.5キロ - タイプ
セミコビー
アメリカンショートヘアーの歴史・ルーツ
アメリカンショートヘアーの起源は、今からおよそ400年前、ピューリタンがイギリスからアメリカに渡る際に同行した短毛の猫だと言われています(メイフラワー号に数匹の猫が乗っていたとの記録あり)。アメリカ大陸に渡った当初はペットとしてではなく、ネズミやヘビ退治のための実用的な動物として活躍しました。時を経て1906年、アメリカン・キャット・クラブに「ドメスティック・ショートヘアー」(国内の・国産のという意味)の名称で登録されましたが、雑種と言う印象が強く、人気がガタ落ちになります。その後、1950年代にアメリカのショートヘアーブリーダーによってペルシャとの交配が進められ、1965年に「アメリカンショートヘアー」と名づけられてからは、人気が徐々に高まっていきました。日本では「アメショー」などと省略されて呼ばれることも多いですが、英語圏では「マウサー」(mouser/ネズミ捕り動物)という異名をもちます。
アメリカンショートヘアーの特徴・性格
アメリカンショートヘアの特徴は、丸い顔と頑強なあご、ねずみやヘビと戦ってきたハンターとしての特徴を随所に残した体型です。何世紀もの間、戸外の環境に順応してきたので被毛はとても厚く、短く密生しており、湿気、寒気、皮膚のケガを防ぐのに役立っています。クラシックタビーの他、ブラック、シェーデッド、ホワイト、など70色以上が認められており、黒い毛色や三毛などもいます。
アメリカンショートヘアーの性格は、穏やかで知的な反面、陽気で冒険好きな側面も持ち合わせています。利口なのでしつけはしやすいでしょう。
アメリカンショートヘアーの性格は、穏やかで知的な反面、陽気で冒険好きな側面も持ち合わせています。利口なのでしつけはしやすいでしょう。
アメリカンショートヘアーのお手入れ・注意点
アメリカンショートヘアーのお手入れは、短毛ですので1日1回のブラッシング程度で充分でしょう。
アメリカンショートヘアーの動画
以下でご紹介するのはアメリカンショートヘアーの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
アメリカ国内では「Domestic Short Hair」(domesticとは”国内の”の意味)と呼ばれており、最も人気の高い品種の一つです。毛色も性格も様々ですが、室内飼いをすれば非常に長生きします。 ただしやや食いしん坊ですので、肥満にならないよう注意が必要です。
アメリカ国内では「Domestic Short Hair」(domesticとは”国内の”の意味)と呼ばれており、最も人気の高い品種の一つです。毛色も性格も様々ですが、室内飼いをすれば非常に長生きします。 ただしやや食いしん坊ですので、肥満にならないよう注意が必要です。
アメリカンショートヘアの病気
以下でご紹介するのは文献などで報告されているアメリカンショートヘアに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。
尿管結石
尿管結石とは、腎臓と膀胱とを結ぶ「尿管」と呼ばれる管状の組織内に結石が生じてしまった状態。猫ではシュウ酸カルシウム結石が大半を占めています。診断は尿内の結晶検査やエックス線撮影で下します。治療は結石の除去と食事療法がメインです。