エジプシャンマウの基本情報
エジプシャンマウの歴史・ルーツ
ピラミッドの壁画に、エジプシャン・マウによく似たスポット(斑点模様)の猫が描かれているところから、この猫の起源が古代エジプトにあるのではないかと推察する人もいますしかし、今のところ確証はありません。
人間が手を加えないで斑点模様をもつ唯一の猫といわれ、毛を剃ると地肌にも斑点があります。1953年、イタリアに亡命中だったロシアの王女Natalie Troubetskayaが、イタリア国内のエジプト大使館でこの猫に出会ったのが最初だといわれています。皇女は大使に頼み込んでエジプトから数匹の猫を取り寄せ、自ら交配を始めました。その後王女は猫を連れてアメリカに亡命し、その血統が現在のエジプシャンマウの始祖となっているそうです。
ちなみに「マウ」(mau)とは古代エジプト語で「猫」を意味します。
人間が手を加えないで斑点模様をもつ唯一の猫といわれ、毛を剃ると地肌にも斑点があります。1953年、イタリアに亡命中だったロシアの王女Natalie Troubetskayaが、イタリア国内のエジプト大使館でこの猫に出会ったのが最初だといわれています。皇女は大使に頼み込んでエジプトから数匹の猫を取り寄せ、自ら交配を始めました。その後王女は猫を連れてアメリカに亡命し、その血統が現在のエジプシャンマウの始祖となっているそうです。
ちなみに「マウ」(mau)とは古代エジプト語で「猫」を意味します。
エジプシャンマウの特徴・性格
エジプシャンマウの最大の特徴は、猫の中で唯一といわれる、自然発生のスポット柄です。地肌にも斑点模様があります。マズルは丸めで目はアーモンド型、ちょっぴり吊りあがっており、額には「スカラベマーク」と呼ばれる「M」字型をした模様が浮かび上がることもあります。
また、体は筋肉質で身体能力が高く、時速40キロ以上で走ることも出来るといわれています。このスピードの秘密は、チーターと同じように、わき腹から膝の裏にかけて「皮ひだ」(primordial flap)があり、走るときに足をより後方にひきつけ、一歩のストライドを最大に出来るからです。
エジプシャンマウの性格は、とても賢く素直です。やや人見知りで神経質な部分がありますが、飼い主には従順です。
また、体は筋肉質で身体能力が高く、時速40キロ以上で走ることも出来るといわれています。このスピードの秘密は、チーターと同じように、わき腹から膝の裏にかけて「皮ひだ」(primordial flap)があり、走るときに足をより後方にひきつけ、一歩のストライドを最大に出来るからです。
エジプシャンマウの性格は、とても賢く素直です。やや人見知りで神経質な部分がありますが、飼い主には従順です。
エジプシャンマウのお手入れ・注意点
エジプシャンマウのお手入れ1日1~2回の軽いブラッシングで構いません。毛艶を出したいときは、両手でマッサージしてあげると効果的です。
エジプシャンマウの動画
以下でご紹介するのはエジプシャンマウの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
マスカラを縫ったようなアイラインと鮮やかなグリーンの瞳が特徴的で、外から見える斑点模様は被毛の表面にしかなく、毛を掻き分けて下層部を見ると、表層部とはまったく違う色をしています。
現代に生きる全ての猫の祖先ともいえるリビアヤマネコ(african wildcat)に姿かたちが近く、猫を崇拝していた古代エジプトでは人間と同じようにミイラにもされたとか。
マスカラを縫ったようなアイラインと鮮やかなグリーンの瞳が特徴的で、外から見える斑点模様は被毛の表面にしかなく、毛を掻き分けて下層部を見ると、表層部とはまったく違う色をしています。
現代に生きる全ての猫の祖先ともいえるリビアヤマネコ(african wildcat)に姿かたちが近く、猫を崇拝していた古代エジプトでは人間と同じようにミイラにもされたとか。
エジプシャンマウの病気
以下でご紹介するのは文献などで報告されているエジプシャンマウに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。
尿酸尿石症
下部尿路症候群(LUTD)とは、膀胱から尿道口をつなぐまでのどこかに結石などを生じてしまう病気。猫ではシュウ酸カルシウム結石やストラバイト結石が大半を占めていますが、少数ながら尿酸塩(アンモニア・ナトリウム・シスチン・キサンチンなど)が結石を形成することもあります。診断は尿内の結晶検査やエックス線撮影で下します。治療は結石の除去と食事療法がメインです。
ピルビン酸キナーゼ欠損症
ピルビン酸キナーゼ欠損症(Pyruvate kinase deficiency, PKDef)とは、赤血球上にあるピルビン酸キナーゼと呼ばれる酵素が欠損することにより十分なエネルギーを産生することができなくなり、赤血球の寿命が縮んで貧血に陥ってしまう病気。診断は血液検査を通した貧血の確認や、遺伝子検査を通した疾患遺伝子の確認などで下します。貧血を根本的に改善するには骨髄移植が必要ですが、現実的ではありません。