尿管結石
尿管結石とは、腎臓と膀胱とを結ぶ「尿管」と呼ばれる管状の組織内に結石が生じてしまった状態。猫ではシュウ酸カルシウム結石が大半を占めています。診断は尿内の結晶検査やエックス線撮影で下します。治療は結石の除去と食事療法がメインです。
発症リスク
2007年4月~2014年3月の期間、麻布大学附属動物病院において尿管結石と診断された猫64例を対象とし、発症リスクの検証を行いました。その結果、かかりやすさの標準を「1」とした場合、雑種猫のそれが「0.273」と極めて低かったのに対し、アメリカンショートヘアでは3.726と非常に高い値が確認されたといいます。