猫の言葉・気持ちが表れる状況
外出先から戻ると、留守番をしていた飼い猫がベッドの上でウンチを・・。この時の猫の気持ちは?
猫の言葉・気持ちの解説
ひとりぼっちで不安を感じた猫は、飼い主の匂いのする場所を見つけてそこに自分の分身ともいえる「ウンチ」を残し、安心感を得るという行動をとることがあります。自分と飼い主の匂いが同じ場所にあるので「ひとりじゃないね!」と自分勝手に安心しているのかもしれません。
猫の問題行動の一つに「分離不安」(ぶんりふあん)というものがあります。これは飼い主と常に一緒にいないと不安を覚えてしまう病的な状態のことです。この分離不安に掛かった猫のうち、不適切な場所で排便するものが何と35%もいるそうです。ですから、もし飼っている猫がトイレ以外の場所でウンチをしてしまったら、上記分離不安の可能性を考慮したほうが良いかもしれません。
猫の問題行動の一つに「分離不安」(ぶんりふあん)というものがあります。これは飼い主と常に一緒にいないと不安を覚えてしまう病的な状態のことです。この分離不安に掛かった猫のうち、不適切な場所で排便するものが何と35%もいるそうです。ですから、もし飼っている猫がトイレ以外の場所でウンチをしてしまったら、上記分離不安の可能性を考慮したほうが良いかもしれません。
猫の分離不安に随伴する問題行動
その他トイレが気に食わないときや、新参動物(赤ちゃん、猫、犬など)に自分の縄張りをアピールするというとき、老齢で認知症にかかったときなども、トイレ以外の場所にウンチをすることがあります。何らかのストレスが原因と考えられる場合は生活環境を見直して見ましょう。
- ミドニング
- 尿による匂い付けをマーキングと呼ぶのに対し、糞(ふん)による匂い付けはミドニング(middening, middenとは「肥やしの山」の意)と呼ばれます。
例えばガゼルやトピといったレイヨウ類の多くは、縄張りの中の特定の場所に糞をし、また大型のネズミは後足で壁や直立した物体によじ登り、なるべく高い場所に糞をこすり付けます。また犬の近縁種であるオオカミにおいては、岩の上や獣道の交差点など、目立つ場所に糞を残す行動が観察されています。
ヨーロッパオオヤマネコは縄張りの中心では糞尿を土に埋めるものの、中心部から離れた縄張りの境界付近では、逆に目立つ場所を選んで糞尿をさらすといいます。この行動は時に普通の猫でも観察され、糞便が縄張りを示す印として機能している可能性が第一に考えられます。