猫の筋肉解剖図
長時間追跡することで獲物を疲労させて捕獲する犬などとは違い、猫は瞬発的なスピードで一気に獲物との距離を縮める「チーター型」の狩猟方法を採用して生き抜いてきました。その身体能力は、瞬間的に時速50キロメートル、100メートルを7秒台で駆け抜けるスピードを出し、また自分の体高の5倍程度(約1.5m程度)の跳躍力をもつと言われています。
筋肉の区分するとき、「力は弱いが疲れにくい」という特性を持った「TypeI」、「力は強いが疲れやすい」という特性を持った「TypeIIx」、そして「前二者の中間」である「TypeIIa」に分類するという方法があります。それぞれの特性をより具体的に示した表は以下です。 さらに以下は、チーター、猫、犬の体に分布している32個の筋肉を調べ、それぞれの筋肉に含まれる「TypeI」、「TypeIIa」、「TypeIIx」の割合を数値化したものです。
筋肉の区分するとき、「力は弱いが疲れにくい」という特性を持った「TypeI」、「力は強いが疲れやすい」という特性を持った「TypeIIx」、そして「前二者の中間」である「TypeIIa」に分類するという方法があります。それぞれの特性をより具体的に示した表は以下です。 さらに以下は、チーター、猫、犬の体に分布している32個の筋肉を調べ、それぞれの筋肉に含まれる「TypeI」、「TypeIIa」、「TypeIIx」の割合を数値化したものです。
- チーターの筋組成TypeI=28.3%/TypeIIa=26.7%/TypeIIx=45.0%
- 猫の筋組成TypeI=21.3%/TypeIIa=21.5%/TypeIIx=57.2%
- 犬の筋組成TypeI=32.0%/TypeIIa=47.7%/TypeIIx=20.3%
猫の頭と首
猫の頭から首にかけての筋肉解剖について解説します。
前頭筋
前頭筋(ぜんとうきん)は眉間(みけん)を上方に引き上げます。人間で言うと額のシワに相当する部分です。表情の乏しい猫ではそれほど発達していません。
眼輪筋
眼輪筋(がんりんきん)はまぶたを閉じます。猫の場合目の上にある感覚毛に何かがぶつかると反射的に眼を閉じますが、そのときに動員されるのがこの筋肉です。
咀嚼筋
咀嚼筋(そしゃくきん)は文字通り咀嚼運動を生み出す筋肉です。口をあける筋肉としては外側翼突筋(がいそくよくとつきん, 外側からは見えない)、口を閉じる筋肉としては咬筋(こうきん)、側頭筋(そくとうきん)、内側翼突筋がメインとなります。口を開ける筋肉よりも閉じる筋肉の方が多いのは、肉を噛み切るときの強力な咀嚼力を生み出すためです。
耳筋
解剖学的に「耳筋」という筋肉は存在していませんが、片方の耳の動きをつかさどる32個にも及ぶ筋肉を総称してこう呼ぶことにします。
猫はまるでレーダーのように左右別々に耳を動かすことが出来ますが、これは全て耳に付着している小さな耳筋が操作しているからです。光の少ない環境で待ち伏せ型のハンティングをして生きてきた猫にとって、聴覚は命です。その聴覚の能力を最大限に生かすため、耳介(耳のひらひら)の方向を転換して、効率的に集音できるように筋肉が進化してきたのでしょう。
ちなみに猫は攻撃態勢に入ったとき耳を後方に倒しますが、これは噛み付かれて大切な耳に怪我を負わないようにするためです。
猫はまるでレーダーのように左右別々に耳を動かすことが出来ますが、これは全て耳に付着している小さな耳筋が操作しているからです。光の少ない環境で待ち伏せ型のハンティングをして生きてきた猫にとって、聴覚は命です。その聴覚の能力を最大限に生かすため、耳介(耳のひらひら)の方向を転換して、効率的に集音できるように筋肉が進化してきたのでしょう。
ちなみに猫は攻撃態勢に入ったとき耳を後方に倒しますが、これは噛み付かれて大切な耳に怪我を負わないようにするためです。
頭筋
頭筋(とうきん)は頭と首の後方に付着し、主として頭を回転させたり、頭を後方に起こしたりするときに動員される筋肉です。
胸骨と後頭部をつなぐ「胸骨頭筋」(きょうこつとうきん)と鎖骨と頚椎後部をつなぐ「鎖骨頭筋」(さこつとうきん)がメインです。
四足歩行をする猫は視界を保つために常に頭を上に持ち上げていなければならないので、これらの筋肉がよく発達しています。ちなみに二足歩行の人間にはこうした筋肉は存在せず、かわりに板状筋(ばんじょうきん)と呼ばれる小さな筋肉があります。二足歩行で頭を後方にひきつける必要が無いため、小さな筋肉でもいいという訳ですね。
胸骨と後頭部をつなぐ「胸骨頭筋」(きょうこつとうきん)と鎖骨と頚椎後部をつなぐ「鎖骨頭筋」(さこつとうきん)がメインです。
四足歩行をする猫は視界を保つために常に頭を上に持ち上げていなければならないので、これらの筋肉がよく発達しています。ちなみに二足歩行の人間にはこうした筋肉は存在せず、かわりに板状筋(ばんじょうきん)と呼ばれる小さな筋肉があります。二足歩行で頭を後方にひきつける必要が無いため、小さな筋肉でもいいという訳ですね。
猫の胴体・体幹
猫の胴体・体幹周辺の筋肉解剖について解説します。具体的には胸、背中、腹部、腰などです。
広背筋
広背筋(こうはいきん)は脊柱と肩甲骨、および上腕骨とをつなぐ非常に大きな筋肉です。上腕骨を後方に引きつけるときに動員されます。「上腕骨を後方に引きつける」とはすなわち、前足で前方への推進力を生み出すことですので、四足歩行の犬や猫では非常に良く発達しています。
樹上生活から直立二足歩行生活へと進化を遂げた人間においては、水泳など特殊な運動をしていない限りそれほど顕著な発達は見られません。広背筋が弱いと上腕骨を後方に引き付けて「脇を締める」力が弱くなります。すると上腕骨が重力に引かれて前方に回りこんでしまい、結果として「猫背」になってしまいます。
樹上生活から直立二足歩行生活へと進化を遂げた人間においては、水泳など特殊な運動をしていない限りそれほど顕著な発達は見られません。広背筋が弱いと上腕骨を後方に引き付けて「脇を締める」力が弱くなります。すると上腕骨が重力に引かれて前方に回りこんでしまい、結果として「猫背」になってしまいます。
肋間筋
肋間筋(ろっかんきん)は肋骨と肋骨の間にある筋肉です。この筋肉が収縮することで胸郭(きょうかく)の体積が増し、ちょうど「ふいご」を膨らませるときのように空気を肺に取り込むことが出来ます。
猫を横に寝かせたときにおなかが上下動しますが、これは肋間筋が働いているからです。肋間筋は胸神経によって支配されていますが、胸髄(脊髄の内、胸に当たる部分)が損傷を受けると胸神経が麻痺し、結果として肋骨の上下動ができなくなります。しかし、胸神経より上に位置する頚神経が支配する「横隔膜」(膜と言いつつ、実は筋肉の一種)が生きていれば、かろうじて呼吸を確保することが出来ます。不測の事態に備えて横隔膜と言う安全弁を用意しているわけですから、人間を含めた哺乳類の体は実によくできているものです。
猫を横に寝かせたときにおなかが上下動しますが、これは肋間筋が働いているからです。肋間筋は胸神経によって支配されていますが、胸髄(脊髄の内、胸に当たる部分)が損傷を受けると胸神経が麻痺し、結果として肋骨の上下動ができなくなります。しかし、胸神経より上に位置する頚神経が支配する「横隔膜」(膜と言いつつ、実は筋肉の一種)が生きていれば、かろうじて呼吸を確保することが出来ます。不測の事態に備えて横隔膜と言う安全弁を用意しているわけですから、人間を含めた哺乳類の体は実によくできているものです。
胸筋
胸筋(きょうきん)は「深胸筋」(しんきょうきん)と「浅胸筋」(せんきょうきん)に分かれ、胸骨と上腕骨とをつないでいます。人間で言うと「胸板」を構成している筋肉(人間の場合は「大胸筋」と「小胸筋」と呼ばれます)で、腕立て伏せをするときによく動員されます。一日中「腕立て伏せ状態」である四足歩行の犬や猫では非常に良く発達しています。
腹筋
腹筋(ふっきん)は肋骨と骨盤、および脊柱とをむすぶ筋肉で、「腹直筋」(ふくちょくきん)、「腹横筋」(ふくおうきん)、「外腹斜筋」(がいふくしゃきん)があります。
腹直筋は主として肋骨と骨盤の位置を近づけるとき、腹横筋と外腹斜筋は主として脊柱を回転させるときに動員されます。
猫が全力で走るとき、チーターのように背中を丸めながら走りますが、前足と後足が近づくように脊柱を丸めているのはこの腹筋群です。また、猫が背中から落ちると、空中でうまく回転して着地しますが、これも腹筋群が連動して脊柱をくるりと回転させているから出来る技なのです。さらに腹筋全体では、排尿、排便、嘔吐時に腹圧を高めるという重要な役割を担っています。
腹直筋は主として肋骨と骨盤の位置を近づけるとき、腹横筋と外腹斜筋は主として脊柱を回転させるときに動員されます。
猫が全力で走るとき、チーターのように背中を丸めながら走りますが、前足と後足が近づくように脊柱を丸めているのはこの腹筋群です。また、猫が背中から落ちると、空中でうまく回転して着地しますが、これも腹筋群が連動して脊柱をくるりと回転させているから出来る技なのです。さらに腹筋全体では、排尿、排便、嘔吐時に腹圧を高めるという重要な役割を担っています。
猫の骨盤としっぽ
猫の骨盤からしっぽにかけての筋肉解剖について解説します。
臀筋
臀筋(でんきん)は「大臀筋」(だいでんきん)、「中臀筋」(ちゅうでんきん)、「浅臀筋」(せんでんきん)からなり、大腿骨と骨盤とを結んでいます。大腿骨を後ろへ引き付けるときに動員されます。
猫は自分の体長の数倍の距離を跳躍しますが、これは臀筋のもつすぐれた瞬発力のなせる業です。また猫は瞬間的に時速50キロメートル(100メートルを7秒で駆け抜けるスピード)を出せますが、これも臀筋の収縮力が生み出すパワーといえます。
猫は自分の体長の数倍の距離を跳躍しますが、これは臀筋のもつすぐれた瞬発力のなせる業です。また猫は瞬間的に時速50キロメートル(100メートルを7秒で駆け抜けるスピード)を出せますが、これも臀筋の収縮力が生み出すパワーといえます。
尾筋
尾筋は仙骨と尾椎とをつなぐ筋肉で、しっぽの動きを司ります。しっぽの短いボブテール種(ジャパニーズボブテイルやピクシーボブなど)ではほとんど使われません。尾椎と大腿骨とを結ぶ猫特有の筋肉も発見されています。
猫の肩と前足
猫の肩から前足の先っぽにかけての筋肉解剖について解説します。
僧帽筋
僧帽筋(そうぼうきん)は肩甲骨と頚椎、後頭部をつなぐ筋肉です。猫が全力で走るときはまるでチーターのように前足を大きく前方に振り出しますが、そういった時に動員され、肩甲骨ごと前肢を前にひきつけます。鎖骨より上に付着する部分を「鎖骨僧帽筋」、下に付着する部分を「鎖骨上腕筋」と呼びます。これらの筋肉は連続して一つの塊を作りますが、神経支配は別々です。
三角筋
三角筋(さんかくきん)は肩甲骨と上腕骨をとつなぐ筋肉です。主として上腕骨を前方に振り出すときに動員されます。人間で言うとちょうど肩の最外側にあり、いわゆる「肩幅」を決める筋肉です。
上腕三頭筋
上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)は肩甲骨と肘、および上腕骨と肘とをつなぐ筋肉です。肘を伸ばしたり、上腕骨を後方にひきつける(いわゆる脇を締める)ときに動員されます。
犬や猫を始めとする四足歩行動物では非常に良く発達していますが、これは常に前足を地面について体重を支えているからです。人間で言うとちょうど「ずっと腕立て伏せ状態」なわけですから、発達して当然でしょう。人間は二足歩行で両腕は体重を支えなくてよいので、運動不足の女性などはすぐに「たぷたぷ」になりますね。
犬や猫を始めとする四足歩行動物では非常に良く発達していますが、これは常に前足を地面について体重を支えているからです。人間で言うとちょうど「ずっと腕立て伏せ状態」なわけですから、発達して当然でしょう。人間は二足歩行で両腕は体重を支えなくてよいので、運動不足の女性などはすぐに「たぷたぷ」になりますね。
指伸筋群
指先と手首を上にそり返す筋肉群を、便宜上「指伸筋群」と(ししんきんぐん)呼ぶことにします。
非常に細かな筋肉がたくさんありますが、「橈側手根伸筋」(とうそくしゅこんしんきん)、「円回内筋」(えんかいないきん)、「総指伸筋」(そうししんきん)、「外側指伸筋」(がいそくししんきん)、「尺側手根伸筋」(しゃくそくしゅこんしんきん)などが主なものです。
非常に細かな筋肉がたくさんありますが、「橈側手根伸筋」(とうそくしゅこんしんきん)、「円回内筋」(えんかいないきん)、「総指伸筋」(そうししんきん)、「外側指伸筋」(がいそくししんきん)、「尺側手根伸筋」(しゃくそくしゅこんしんきん)などが主なものです。
指屈筋群
指先と手首を内側に折り曲げる筋肉群を、便宜上「指屈筋群」(しくっきんぐん)と呼ぶことにします。
非常に細かな筋肉がたくさんありますが、「尺側手根屈筋」(しゃくそくしゅこんくっきん)、「深指屈筋」(しんしくっきん)、「浅指屈筋」(せんしくっきん)、「橈側手根屈筋」(とうそくしゅこんくっきん)などが主なものです。
中でも「深指屈筋」(しんしくっきん)は、猫が爪を出すときに動員される筋肉で、非常に重要なものです。また、猫が「香箱座り」をする時などは、屈筋群が全体的に動員され、手首を折り曲げるような形にします。
非常に細かな筋肉がたくさんありますが、「尺側手根屈筋」(しゃくそくしゅこんくっきん)、「深指屈筋」(しんしくっきん)、「浅指屈筋」(せんしくっきん)、「橈側手根屈筋」(とうそくしゅこんくっきん)などが主なものです。
中でも「深指屈筋」(しんしくっきん)は、猫が爪を出すときに動員される筋肉で、非常に重要なものです。また、猫が「香箱座り」をする時などは、屈筋群が全体的に動員され、手首を折り曲げるような形にします。
上腕筋
上腕筋(じょうわんきん)は上腕骨と前腕骨とをつなぐ筋肉で、主として肘を折り曲げるときに動員されます。「猫パンチ」を繰り出す前に前足を折り曲げますが、そのときに動員されています。人間で言うとちょうど「力こぶ」に当たる筋肉です。
猫の後足
猫の太ももから後足の先っぽにかけての筋肉解剖について解説します。
大腿四頭筋
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)は骨盤と大腿骨、および大腿骨と下腿骨(脛骨・腓骨)とをつなぐ四つの筋肉です。「大腿直筋」(だいたいちょっきん)、「外側広筋」(がいそくこうきん)、「内側広筋」(ないそくこうきん)、「中間広筋」(ちゅうかんこうきん)から構成され、人間で言うとちょうど「太ももの前面」に相当します。
四つの筋肉の内、大腿直筋だけは骨盤と膝蓋骨(膝のお皿)をつないでいますので、大腿骨を腹部に近づけることができます。あとの三つの筋肉は下腿骨の伸展、つまり「膝を伸ばす」という運動を担っており、猫が跳躍するときなどに動員されます。
四つの筋肉の内、大腿直筋だけは骨盤と膝蓋骨(膝のお皿)をつないでいますので、大腿骨を腹部に近づけることができます。あとの三つの筋肉は下腿骨の伸展、つまり「膝を伸ばす」という運動を担っており、猫が跳躍するときなどに動員されます。
内転筋
内転筋(ないてんきん)は骨盤と大腿骨の内側をつなぐ筋肉で、主として太ももを内側に寄せる時に動員されます。人間で言うと内腿に相当する筋肉で、走っていて横に方向転換するときなどに使われる筋肉です。
縫工筋
縫工筋(ほうこうきん)は骨盤と膝蓋骨(膝のお皿)をつなぐ筋肉です。太ももを腹部に近づけるときに動員されます。
歩くときや走るときに太ももを前方に引き付けているのがこの縫工筋、および大腿四頭筋の内の大腿直筋、そして外側からは見えない「腸腰筋」(ちょうようきん)というインナーマッスルです。
ちなみに「縫工筋」とは、ひときわ変わった名前ですが、人間の縫工さんが、あぐらを状態で作業する際にこの筋肉が働くことから名づけられたそうです。
歩くときや走るときに太ももを前方に引き付けているのがこの縫工筋、および大腿四頭筋の内の大腿直筋、そして外側からは見えない「腸腰筋」(ちょうようきん)というインナーマッスルです。
ちなみに「縫工筋」とは、ひときわ変わった名前ですが、人間の縫工さんが、あぐらを状態で作業する際にこの筋肉が働くことから名づけられたそうです。
膝屈筋群
膝屈筋群は通称「ハムストリング」とも呼ばれ、「大腿二頭筋」(だいたいにとうきん)、「半腱様筋」(はんけんようきん)、「半膜様筋」(はんまくようきん)の四本の筋肉から構成されます。
膝を後方に折りたたむときに動員されます。腿の前面には大腿四頭筋という四本の筋肉があるのに対して、腿の裏にはハムストリングという四本の筋肉があり、腿の表と裏でお互いに筋力の均衡を保っています。
膝を後方に折りたたむときに動員されます。腿の前面には大腿四頭筋という四本の筋肉があるのに対して、腿の裏にはハムストリングという四本の筋肉があり、腿の表と裏でお互いに筋力の均衡を保っています。
下腿筋
下腿筋(かたいきん)は大腿骨と下腿骨(脛骨と腓骨)、及び下腿骨と足部とをつなぐ筋肉です。代表的なものは内側と外側に二本ある「腓腹筋」(ひふくきん)で、この筋肉は主に膝を折り曲げるときに動員されます。
その他の細かい筋肉では「深趾屈筋」(しんしくっきん)、「浅趾屈筋」(せんしくっきん)などがあり、これらは主として足首をまっすぐ伸ばしたり足の指を丸めたりするときに動員されます。
その他の細かい筋肉では「深趾屈筋」(しんしくっきん)、「浅趾屈筋」(せんしくっきん)などがあり、これらは主として足首をまっすぐ伸ばしたり足の指を丸めたりするときに動員されます。
足指伸筋群
足指(足趾)伸筋群はまっすぐに伸びた足首を「く」の字に折り曲げたり、丸まった足の指(趾)を伸ばしたりするときに動員される筋肉です。
足首を折り曲げる筋肉としては「前脛骨筋」(ぜんけいこつきん)、「長腓骨筋」(ちょうひこつきん)、指を伸ばす筋肉としては「長趾伸筋」(ちょうししんきん)などがあります。
足首を折り曲げる筋肉としては「前脛骨筋」(ぜんけいこつきん)、「長腓骨筋」(ちょうひこつきん)、指を伸ばす筋肉としては「長趾伸筋」(ちょうししんきん)などがあります。