ラパーマの基本情報
ラパーマの歴史・ルーツ
ラパーマの起源は、1982年、アメリカのオレゴン州に始まります。さくらんぼ農園を営んでいたリチャード/リンダ・コール夫妻が害獣駆除の為に飼っていた、短毛でブラウン・タビーの「スピーディ」という名の猫が子猫を生みました。すると、産み落とされた子猫の内の一匹が、他の兄弟猫と全く違い、ほぼ無毛だったのです。夫妻は最初、この子猫の健康状態を心配しましたが、二人の心配をよそに、子猫の体にはやがて柔らかい体毛が生え始め、すくすくと健康に育っていきました。子猫はその見た目通り「カーリー」(Curly=巻き毛)と名づけられ、特別扱いされることもなく農場で害獣駆除に精を出しました。
カーリーはやがて子猫を生みましたが、産み落とした5匹のオス猫は、なんと全て彼女と同じような姿、すなわち無毛に近い状態で生まれたといいます。このようにして巻き毛の猫はリンダの家の中でにどんどん増え続け、シャムの血統なども入り、短毛、長毛、カラーポイント、チョコレート色など、様々なヴァリエーションが自然と生まれました。
当初彼女は品種の作出には無関心でしたが、「非常に変わった猫だ」という周囲の人々のコメントに促され、巻き毛の猫をショーに出したところ、審査員やブリーダーや観客などからも、やはり「極めて特別な猫」という評価を得ます。これを期にリンダは品種確立のための交配を思い立ち、現在の「ラパーマ」が生まれました。名前の由来は「Permanent」、すなわち「パーマがかかっている」です(「ラパーム」と読む場合もあります)。
カーリーはやがて子猫を生みましたが、産み落とした5匹のオス猫は、なんと全て彼女と同じような姿、すなわち無毛に近い状態で生まれたといいます。このようにして巻き毛の猫はリンダの家の中でにどんどん増え続け、シャムの血統なども入り、短毛、長毛、カラーポイント、チョコレート色など、様々なヴァリエーションが自然と生まれました。
当初彼女は品種の作出には無関心でしたが、「非常に変わった猫だ」という周囲の人々のコメントに促され、巻き毛の猫をショーに出したところ、審査員やブリーダーや観客などからも、やはり「極めて特別な猫」という評価を得ます。これを期にリンダは品種確立のための交配を思い立ち、現在の「ラパーマ」が生まれました。名前の由来は「Permanent」、すなわち「パーマがかかっている」です(「ラパーム」と読む場合もあります)。
ラパーマの特徴・性格
ラパーマの特徴はその巻き毛です。カールはあごの下と耳の付け根に最も強く現れます。デボンレックスやコーニッシュレックスが劣性遺伝であるのに対し、ラパーマの巻き毛は優性遺伝であることが分かっています。
またラパーマは生涯のある時期、無毛になりますが、その多くは生まれたばかりの時期です。また初めて交配を迎えるメス猫が無毛になってしまうこともあります。しかしいずれにしても、一定期間が過ぎると柔らかくカールした被毛が復活するそうです。
ラパーマの性格は、とても優しくて愛情深く、人間が大好きな甘えん坊です。
またラパーマは生涯のある時期、無毛になりますが、その多くは生まれたばかりの時期です。また初めて交配を迎えるメス猫が無毛になってしまうこともあります。しかしいずれにしても、一定期間が過ぎると柔らかくカールした被毛が復活するそうです。
ラパーマの性格は、とても優しくて愛情深く、人間が大好きな甘えん坊です。
ラパーマのお手入れ・注意点
ラパームのお手入れは、1日1回のブラッシングで充分でしょう。
ラパーマの動画
以下でご紹介するのはラパーマの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
レックス遺伝子と呼ばれる突然変異をもったアメリカンショートヘアーで、ロングへアーとショートヘアーがいます。前者のしっぽはしっかりとしたパーマがかかっているのに対し、後者のしっぽはボトルブラシのようにどちらかといえばまっすぐに近いようです。カールの度合いは小リングのようにしっかりしたものからゆるやかなウェーブまでいろいろあります。
レックス遺伝子と呼ばれる突然変異をもったアメリカンショートヘアーで、ロングへアーとショートヘアーがいます。前者のしっぽはしっかりとしたパーマがかかっているのに対し、後者のしっぽはボトルブラシのようにどちらかといえばまっすぐに近いようです。カールの度合いは小リングのようにしっかりしたものからゆるやかなウェーブまでいろいろあります。
ラパーマの病気
以下でご紹介するのは文献などで報告されているラパーマに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。
ピルビン酸キナーゼ欠損症
ピルビン酸キナーゼ欠損症(Pyruvate kinase deficiency, PKDef)とは、赤血球上にあるピルビン酸キナーゼと呼ばれる酵素が欠損することにより十分なエネルギーを産生することができなくなり、赤血球の寿命が縮んで貧血に陥ってしまう病気。診断は血液検査を通した貧血の確認や、遺伝子検査を通した疾患遺伝子の確認などで下します。貧血を根本的に改善するには骨髄移植が必要ですが、現実的ではありません。