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トイガー

 猫の品種の1つ「トイガー」に関する基本情報です。この猫はいったい、いつどこで生まれたのでしょうか?歴史や特徴を写真や動画とともに見ていきましょう!

トイガーの基本情報

トイガー 写真:Heikki Siltala
  • 原産
    アメリカ

  • 短毛
  • 公認
    TICA
猫の購入や繁殖の前に  現在猫の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている猫がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また猫を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 猫の購入・入手方法 猫を選ぶときの注意 ペットショップで猫を買う前に

トイガーの歴史・ルーツ

 トイガーは外見を野生のトラに似せて作出された品種です。1980年代、カリフォルニア州でベンガルのブリーダーを営んでいたジュディ・サジェンが、ベンガルの子猫の中に、トラのような顔模様(サーキュラーマーキング=顔の輪郭をぐるっとなぞるような同心円の模様)をもった2匹を偶然発見したことに始まります。彼女は野生のトラの保存を呼びかけるため、この珍しい模様の猫を新種として確立しようと決意します。世界各国から選別された40匹程度の猫が元猫として用いられ、外見が徐々にトラに近づけられました。2006年、TICAにおけるチャンピオンシップステータスを獲得しましたが、今もなお発展途上にある品種の一つです。なお品種名は「愛玩する」(toy)「トラ」(tiger)という意味合いです。

トイガーの特徴・性格

 トイガーの被毛は、地色が明るいパンプキンで、マーキングは黒ければ黒いほどよいとされます。パターンはマックレルタビー(体側に緩やかにカーブした垂直方向のストライプをもち、脇腹から腹部にかけては斑点になってもよい)で、足、しっぽ、首には輪状模様が入ります。トイガーの最終目標は、被毛を始めとした外見をなるべくトラと一致させることであるため、小さくて丸みを帯びた耳や幅の広いがっちりした顎をどうやったら作出できるか、コンピューターシミュレーションを用いて日々模索されています。
 トイガーの性格は活動的で物覚えがよいとされます。家庭向きに改良された品種であるため、人や他の動物とも仲良く共生できる猫です。

トイガーのお手入れ・注意点

 トイガーのお手入れは、被毛がやや厚いため、週に1~2回程度のブラッシングが必要です。

トイガーの動画

 以下でご紹介するのはトイガーの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
 2007年2月23日号の「LIFE」で特集され、表紙を飾ったこともあります。いわゆる「デザイナーキャット」の一種で、ある特定の容姿や目的に沿うよう、繁殖計画が立てられています。ブリーダーは品種の創始者であるジュディ・サジェンの意思を受け継ぎ、売り上げの一部を野生のトラを保存するための基金へ募金しているようです。足の指が長く、歩様もどことなくトラに似ています。
元動画は→こちら