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トイボブ

 猫の品種の1つ「トイボブ」に関する基本情報です。この猫はいったい、いつどこで生まれたのでしょうか?歴史や特徴を写真や動画とともに見ていきましょう!

トイボブの基本情報

  • 原産
    ロシア

  • 短毛
  • 体重
    1~2.3キロ
  • 公認
    WCF, FIFe
猫の購入や繁殖の前に  現在猫の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている猫がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また猫を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 猫の購入・入手方法 猫を選ぶときの注意 ペットショップで猫を買う前に

トイボブの歴史・ルーツ

 トイボブはシャムのようなシールポイントカラー(地色が淡く、顔や四肢の先端などが濃い)と子猫のような小さな体、そしてポンポンテイルと呼ばれる短いしっぽを特徴とする希少品種です。1988年、ロシアのロストフ・ナ・ドヌ(ロシアのアゾフ海付近にあるドン川の海港)でメコンボブテイルのブリーダーをしていたエレーヌ・クラシュニチェンコのキャッテリ(猫舎)で生まれたのが最初とされます。彼女は当初、親しい人にプレゼントとしてこの小さな猫を無償贈呈していました。その後、彼女が「ロシア猫科動物協会」(FAR)に加入したことを機に繁殖計画が進められ、徐々に個体数を増やしていきます。しかし他の品種と交配させることができないなどの制約もあり、いまだに極めて数の少ない希少品種としてとどまっています。現在はWCFとFIFeで暫定品種として登録されているのみです。

トイボブの特徴・性格

 トイボブの最大の特徴は小さな体です。体を小型化する遺伝子は未知の劣性遺伝子で、成猫でも1~2.3キロ程度と小さく、生後3~4ヶ月の子猫サイズのままです。最小の猫とされているシンガプーラよりも小さい体型になります。またもう一つの特徴であるしっぽは3~8センチ程度と短く、尾椎は数個しかありません。被毛はシールポイントのみで、指先の白い模様は許容されます。目は鮮やかなブルーです。
 トイボブの性格は猫というよりは犬に近いといわれます。警戒心が薄く、人の膝の上が大好きです。飼い主を見つけるやいなや走りより、なでてくれるまでじっと膝の上に乗り続けるとか。また、恐れたり驚いたりすることも少ない非常に変わった性格をしています。

トイボブのお手入れ・注意点

 トイボブのお手入れは週に1回程度のブラッシングで十分でしょう。

トイボブの動画

 以下でご紹介するのはトイボブの動画です。2018年5月、品種協会「CFA」が主催したキャットショー中の1コーナー「Parade of Breeds」にInternational Toybob Cat Clubが招待され、品種の紹介が行われました。
元動画は→こちら