猫に危険な有毒植物
ミゾカクシ
キキョウ科ミゾカクシ属の雑草。和名は、溝を隠すほど茂ることから付けられた。誤食すると脈が速くなり、よだれ、ふるえ、ひきつり、ふらつきなどの症状をきたす。 その後、呼吸困難、虚脱、意識障害、心臓麻痺などの症状をきたし、最悪では死に至ることもある。
猫に危険な有毒植物
モモ
バラ科モモ属の落葉小高木。また、その果実のこと。種子の内核は漢方においては血行を改善する薬として婦人病などに用いられる。また、つぼみは「白桃花(はくとうか)」と呼ばれ、利尿薬、便秘薬に使われる。しかし未成熟の果実、種子の中身を誤食すると、呼吸困難、虚脱、ケイレンなどを招く。
猫に危険な有毒植物
マーガレット
キク科の半耐寒性多年草。観賞用の園芸植物(花卉)として、主に温室やビニールハウスで栽培される。葉の汁が皮膚に接触すると皮膚炎、経口接触では嘔吐を招く。
猫に危険な有毒植物
マサキ
ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木。北海道南部以南、本州、四国、九州、琉球、小笠原に分布し、海岸近くの林に生育する。葉、樹皮、果実に毒性を含み、誤食すると嘔吐、下痢、手足の腫れ、麻痺を招く。
猫に危険な有毒植物
マムシグサ
サトイモ科・テンナンショウ属の多年草。球根や葉にはシュウ酸カルシウムの針状結晶が大量に含まれ、誤食すると口内の炎症や嘔吐を招く。
猫に危険な有毒植物
モクレン
モクレン目モクレン科モクレン属の落葉低木。昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともあるが、これは花がランに似ていることに由来する。今日では、ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮(もくれん)」と呼ばれるようになった。樹皮を誤食すると筋肉の弛緩を招く。