ライコイの基本情報
写真:Lykoi Cats
- 原産
アメリカ - 毛
短毛 - 体重
2~4.5キロ - タイプ
フォーリン
ライコイの歴史・ルーツ
ライコイは2012年、TICAによって品種として認定されたマイナー猫種です。
元猫としては、全く無関係な2系統の猫たちが用いられています。第一の系統は、パッティ・トーマスという女性が所有していた2頭の兄妹猫です。なんの変哲もない黒猫から生まれたこの子猫たちは、理由はわからないものの、被毛が全体的に薄かったといいます。第二の系統は、テネシー州でスフィンクス のブリーダーをしていたブリトニー・ガブルが、里親募集広告でみつけた子猫です。この子猫も被毛が薄く、スフィンクスとは一味違った外観を呈していたそうです。
この2系統の猫たちはお互い離れた場所にいましたが、それぞれの飼い主をつなぐシェリル・カーという共通の友人がいたため、奇跡的に巡り会うことができました。
こうして一堂に会した奇妙な外見の子猫たちは、2011年9月から繁殖プログラムが開始され、2012年、マイナー猫種の認定を行う「TICA」により新品種として認定されました。認定当初はキャットショーに出場できない「Registration Only」(認定のみ)と言う扱いでしたが、2017年からはキャットショーにエントリーして賞をもらう資格がある「チャンピオンシップステータス」を獲得しています。
なお名前の「Lykoi」は、ギリシア語で「オオカミ」(λυκοι)という意味です。ネット上では「リコイ」や「リュコイ」といった異なる表記が見られますが、ブリーダー本人が「ライコイ」と呼んでいるため、当ページでは「ライコイ」を正式な発音として採用しました。
元猫としては、全く無関係な2系統の猫たちが用いられています。第一の系統は、パッティ・トーマスという女性が所有していた2頭の兄妹猫です。なんの変哲もない黒猫から生まれたこの子猫たちは、理由はわからないものの、被毛が全体的に薄かったといいます。第二の系統は、テネシー州でスフィンクス のブリーダーをしていたブリトニー・ガブルが、里親募集広告でみつけた子猫です。この子猫も被毛が薄く、スフィンクスとは一味違った外観を呈していたそうです。
この2系統の猫たちはお互い離れた場所にいましたが、それぞれの飼い主をつなぐシェリル・カーという共通の友人がいたため、奇跡的に巡り会うことができました。
こうして一堂に会した奇妙な外見の子猫たちは、2011年9月から繁殖プログラムが開始され、2012年、マイナー猫種の認定を行う「TICA」により新品種として認定されました。認定当初はキャットショーに出場できない「Registration Only」(認定のみ)と言う扱いでしたが、2017年からはキャットショーにエントリーして賞をもらう資格がある「チャンピオンシップステータス」を獲得しています。
なお名前の「Lykoi」は、ギリシア語で「オオカミ」(λυκοι)という意味です。ネット上では「リコイ」や「リュコイ」といった異なる表記が見られますが、ブリーダー本人が「ライコイ」と呼んでいるため、当ページでは「ライコイ」を正式な発音として採用しました。
ライコイの特徴・性格
ライコイの最大の特徴はその被毛です。毛色は「ローン」(roan)と呼ばれる猫では珍しいパターンを示します。これは、1本の毛の中に複数の色が混じる「テックド」(ticked)とは違い、互いに独立した白と黒の被毛が密に入り交じった状態のことです。生まれた時は体中に毛が生えていますが、3週齢頃になると毛が抜け始め、10週齢になるころまでに、大人と同じようなローンパターンを示すようになるといいます。目、鼻、耳、マズル近辺の毛がなく、全身の毛も、春先ごろになると全体的に抜け落ちてしまいます。
ライコイの性格は、人懐こく、人間以外の動物にもすぐに慣れます。また飼い主に忠実で、匂いに敏感な部分があります。被毛の組織学的な研究に関しては以下のページをご参照ください。
ライコイの性格は、人懐こく、人間以外の動物にもすぐに慣れます。また飼い主に忠実で、匂いに敏感な部分があります。被毛の組織学的な研究に関しては以下のページをご参照ください。
ライコイのお手入れ・注意点
ライコイのお手入れは、 1日1回程度のブラッシングで充分でしょう。アンダーコートがなく被毛もまばらですので、ぬれタオルで拭く程度でも構いません。逆に、ブラッシングのし過ぎで地肌を傷つけないように注意します。
ライコイの動画
以下でご紹介するのは、 2012年「TICA」によって新品種として認定された「ライコイ」の動画です。
テネシー大学においてライコイの皮膚検査を行った所、毛を支える「毛包」という組織の構造が、通常の猫とは違うことが判明しました。そのせいで毛が抜けやすく、まばらに生えたような外観を呈しますが、決して病気ではないとのこと。またカリフォルニア大学デービス校でDNA検査を行った結果、スフィンクスともデボン種とも違った遺伝子パターンを持っていることもわかっています。
テネシー大学においてライコイの皮膚検査を行った所、毛を支える「毛包」という組織の構造が、通常の猫とは違うことが判明しました。そのせいで毛が抜けやすく、まばらに生えたような外観を呈しますが、決して病気ではないとのこと。またカリフォルニア大学デービス校でDNA検査を行った結果、スフィンクスともデボン種とも違った遺伝子パターンを持っていることもわかっています。