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クリリアンボブテイル

 猫の品種の1つ「クリリアンボブテイル」に関する基本情報です。この猫はいったい、いつどこで生まれたのでしょうか?歴史や特徴を写真や動画とともに見ていきましょう!

クリリアンボブテイルの基本情報

クリリアンボブテイル 写真:Dushka
  • 原産
    千島列島・サハリン諸島他

  • 短毛・長毛
  • 公認
    TICA, FIFe, WCF
猫の購入や繁殖の前に  現在猫の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている猫がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また猫を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 猫の購入・入手方法 猫を選ぶときの注意 ペットショップで猫を買う前に

クリリアンボブテイルの歴史・ルーツ

 クリリアンボブテイルは、ロシアのサハリン諸島とカムチャッカ半島、およびロシアと日本が領有権を争っている千島列島に存在している短尾の猫です。品種名は千島列島の英名「Kuril Islands」に由来しており、日本では「クリルアイランド・ボブテイル」とも呼ばれます。
 地元では200年ほど前から存在を知られていたようです。計画繁殖が行われるようになってからは、ロシアやヨーロッパの一部で、特にネズミ捕り猫として重宝されています。短毛は土着猫の血統が基礎となっており、またねじれたしっぽは、島内で発生した突然変異の結果だと考えられています。マンクスとは遺伝的に無関係と分かっていますが、おなじくしっぽが短いジャパニーズボブテイルとの遺伝的な関連性はいまだ解明されていません。1995年、WCFで公認されました。

クリリアンボブテイルの特徴・性格

 クリリアンボブテイルの特徴は、短くてねじれた尻尾です。長さは1.5~8センチ程度で、「ポンポンテイル」とも呼ばれます。体はセミコビータイプで、後ろ足が前足よりやや長いため、マンクスのように背中がアーチ状になっています。なお、被毛がセミロングの場合は「クリリアンボブテイル・ロングヘアー」という呼称になります。被毛と目の色に指定はありません。
 クリリアンボブテイルの性格は、賢くなでられるのが好きです。野生環境ではまるでオオカミのように群れで行動するとも言われています。犬や他の猫、子供とも比較的うまく共生できます。

クリリアンボブテイルのお手入れ・注意点

 クリリアンボブテイルのお手入れは、週1回程度のブラッシングで十分でしょう。

クリリアンボブテイルの動画

 以下でご紹介するのはクリリアンボブテイルの動画です。
 出産頭数が少なく、1匹しか生まないこともあるとか。また通常の猫とは違い、オス猫も育児に参加するといわれています。非常に健康で、15年~20年近く生きるものもいます。
元動画は→こちら