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ソコケ

 猫の品種の1つ「ソコケ」に関する基本情報です。この猫はいったい、いつどこで生まれたのでしょうか?歴史や特徴を写真や動画とともに見ていきましょう!

ソコケの基本情報

  • 原産
    ケニア

  • 短毛
  • 公認
    FIFe, TICA
猫の購入や繁殖の前に  現在猫の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている猫がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また猫を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 猫の購入・入手方法 猫を選ぶときの注意 ペットショップで猫を買う前に

ソコケの歴史・ルーツ

 ソコケは東アフリカのケニアを起源とする猫です。ケニアにあるアラブコ・ソコケという名の森の中で、先住民ギリアマ族と共に数百年間生きてきたと考えられています。先住民からは「樹皮」を意味する「Khadzonzos」と呼ばれていましたが、これはこの猫の変則的な縞模様が、ちょうど木の皮のように見えることから名づけられたようです。
 近年に入ってからの歴史は1978年、ケニア人農夫ジェニ・スレイターが、自身の営むココナツ農園で、不思議な猫を発見したのが最初とされます。東アフリカでは見かけないまだら縞模様とコビータイプの体をもつこの猫に特殊なものを感じた彼女は、ペットとして飼うため家に連れ帰りました。その後、取引相手だったグロリア・モールドラップがこの猫に興味を抱き、「縮小しつつある森林では絶滅してしまう危険性がある」という配慮もあり、数匹をデンマークに持ち帰りました。
 1984年、コペンハーゲンで開催されたキャットショーでお披露目され、1990年代にはさらに3匹輸入し、遺伝子プールの拡大が図られています。その後1993年、「ソコケ」の名でFIFeに登録されたほか、TICAでも登録されています。ちなみに名前は長年猫が暮らしてきた「アラブコ・ソコケ・フォレスト」に由来しています。

ソコケの特徴・性格

 ソコケの被毛は短くて粗く、アンダーコートは無いか、あってもわずかです。暑い環境に適応した猫であるため下毛をもたず、寒さに弱いといわれます。眼はコハク色から淡い緑で、後足は前足よりも長い野生猫としての特徴を継承しています。水の少ない環境で暮らしてきたためか、猫にしては珍しく水を怖がりません。
 ソコケの性格は活動的で何かに登るのが大好きです。飼い主と強い絆を結ぶことで知られています。

ソコケのお手入れ・注意点

 ソコケのお手入れは、週に1回程度のブラッシングで十分です。

ソコケの動画

 以下でご紹介するのはソコケの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
 DNA的にはアラビアンワイルドキャットの子孫であるアジアングループに属すると考えられています。180度回転する耳は自前のレーダーです。水が好きなのでトイレの水で遊ばないよう戸締りはしっかりしましょう。
元動画は→こちら