トップ有名な猫一覧有名なマスコット猫ルームエイト

ルームエイト

 小学校のマスコットとして有名な猫「ルームエイト」について解説します。

ルームエイトとは?

 ルームエイト(1947~1968)は1952年、カリフォルニア州にある小学校に初めて現れて以来、約15年間マスコットとして可愛がられた猫。名前は、お気に入りだった教室「ルームエイト」(Room 8)から。
エリジャンハイツ小学校のマスコット猫・ルームエイトの顔アップ写真  学期が始まると姿を現し、休みになるとどこかへ消えてしまうという習慣は、初めて現れた1952年から60年代半ばまで、途切れることなく毎年続きました。彼の存在はまたたく間に知られるところとなり、新学期になると猫の姿を捕らえようとニュースのキャメラが待ち構え、毎日100通を超えるファンレターを受け取るようになり、さらにはドキュメンタリー番組や本にまでなったといいます。
 晩年はケンカによる怪我や肺炎の影響で体力が落ちたため、学校の近くにある家に引き取られ、家から学校までの行き来は用務員が担当するようになりました。1968年、ルームエイトが息を引き取った際は、ロサンジェルスタイムズに3段ぶち抜きの死亡記事が載り、そこらの政治家よりも豪華だったといいます。
 1972年には、彼の名を冠した動物シェルター「The Room 8 Memorial Foundation」がオープンし、またルームエイトが通ったエリジャンハイツ小学校には、彼をモチーフとした壁画と肉球を刻んだプレートがあります。 Elysian Heights Elementary School Room8

ルームエイトの写真

 以下でご紹介するのは、小学校のマスコットとして有名な猫「ルームエイト」の写真です。 教室の後ろで昼寝にふけるルームエイトの写真
 机の上で昼寝をするルームエイトとそれを見守る生徒たち。写真の出典はこちら
かつての学校長に抱かれて写真に写るルームエイト
 数少ないカラー写真のうちの1枚。抱いているのは、かつで小学校の校長を務め、「A Cat Called Room 8」という本を著したビバリー・メイソン氏。写真の出典はこちら