猫の眼瞼内反症の病態と症状
猫の眼瞼内反症とは、まぶた(眼瞼)が内側に曲がりこんだ状態を言います。
猫のまぶたは通常、内側と外側についている靭帯(じんたい)と呼ばれるケーブルによって形が保たれています。しかし何らかの理由でこの靭帯が引っ張られたり、逆にゆるんだりすると、まぶたの位置がおかしくなり、主に下のまぶたが内側に反り返ってしまうことがあります。この状態が「眼瞼内反」です。また逆に、まぶたが外側に反り返ってしまった状態は「眼瞼外反」と呼ばれます。
内側に反り返ったまぶたは、まばたきするたびに眼球の表面にある角膜を刺激して、以下に示すような症状を見せるようになります。
猫のまぶたは通常、内側と外側についている靭帯(じんたい)と呼ばれるケーブルによって形が保たれています。しかし何らかの理由でこの靭帯が引っ張られたり、逆にゆるんだりすると、まぶたの位置がおかしくなり、主に下のまぶたが内側に反り返ってしまうことがあります。この状態が「眼瞼内反」です。また逆に、まぶたが外側に反り返ってしまった状態は「眼瞼外反」と呼ばれます。内側に反り返ったまぶたは、まばたきするたびに眼球の表面にある角膜を刺激して、以下に示すような症状を見せるようになります。
眼瞼内反症の主症状
猫の眼瞼内反症の原因
猫の眼瞼内反症の原因としては、主に以下のようなものが考えられます。予防できそうなものは飼い主の側であらかじめ原因を取り除いておきましょう。
眼瞼内反症の主な原因
猫が1歳未満で、まだ完全には成熟していない状態にある時は、一時的にまぶたが内側に入り込まないように縫い合わせてしまいます。猫が1歳を超え、体が完全に成熟した状態にある時は、皮膚の切除術が行われます。具体的には、まぶたの下や横の皮膚を切り取って縫い合わせることで、内反したまぶたを強引に正常な状態に戻します(Hotz-Celsus法/外眼角形成術)。


