日本における安全性情報
ヨウ化カリウム(potassium iodide)はカリウムとヨウ素からなる無機化合物。化学構造式は以下です。
日本では厚生労働省によって「海藻灰抽出物」が既存添加物の「製造用剤」として認可されています。定義は「褐藻類の灰化物から得られた、ヨウ化カリウムを主成分とするもの」で、使用基準は特に設定されていません。
海外における安全性情報
海外ではJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)で一日摂取許容量(ADI)や使用基準は設定されておらず、国際がん研究機関(IARC)によって発がん性も確認されていません。
一方、EFSA(欧州食品安全機関)ではヨウ素源としての無水ヨウ素酸カルシウム及びヨウ化カリウムの上限値に関し、完全配合飼料1kg中、犬では「4mg」、猫では「6mg」と設定しています。
ちなみにラットにおけるヨウ素による半数致死量(LD50)は、経口投与で体重1kg当たり14g、マウスのそれは22gと推計されています。
一方、EFSA(欧州食品安全機関)ではヨウ素源としての無水ヨウ素酸カルシウム及びヨウ化カリウムの上限値に関し、完全配合飼料1kg中、犬では「4mg」、猫では「6mg」と設定しています。
ちなみにラットにおけるヨウ素による半数致死量(LD50)は、経口投与で体重1kg当たり14g、マウスのそれは22gと推計されています。
そもそもヨウ化カリウムが何のために歯磨き粉に含まれているのかがわかりません。食餌性の甲状腺機能亢進症を発症する危険性がありますので、むやみやたらに与えるのはやめたほうが良いでしょう。