日本における安全性情報 グリセリン(glycerin)は脂肪酸と結合して中性脂肪を構成する3価のアルコールの一種。「グリセロール」とも呼ばれます。 日本では厚生労働省によって指定添加物として認可されており、グリセリン(グリセロール)が「製造用剤」、グリセリン脂肪酸エステルが「乳化剤」として使用されています。使用基準は設けられていません。 海外における安全性情報 海外においてはJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)でもEFSA(欧州食品安全機関)でも一日摂取許容量(ADI)や使用基準は設定されておらず、国際がん研究機関(IARC)によって発がん性も確認されていません。 無色透明で甘味を持ち、水に溶けやすいという性質を持っていることから、人間用の製品では咳止めシロップ、うがい薬、練り歯磨き、石けん、ローションなどに利用されています。 グリセリンはキャットフードやドッグフードにもよく用いられています。詳しくはキャットフード成分大辞典の方の「グリセリン」をご参照ください。