コンブの成分
コンブとはコンブ目コンブ科に属する海藻の一種。旨み成分であるグルタミン酸を含んでおり、調味料(味の素)の開発につながったことで有名です。またミネラルの一種「ヨウ素」(ヨード)を多量に含んでいる点も特筆に値します。
コンブは安全?危険?
コンブを猫に与えても大丈夫なのでしょうか?もし大丈夫だとするとどのくらいの量が適切なのでしょうか?以下でご紹介するのはコンブに関して報告されている安全性もしくは危険性に関する情報です。
ヨード(ヨウ素)
コンブに含まれるヨードは海藻類全般に含まれていますが、100g中の含有量で比較すると乾燥ワカメが8.7mg、ノリが3.6mgであるのに対し、コンブは179mgですので、どれほど群を抜いているかがおわかりいただけるでしょう。北海道の沿岸地帯で海岸性甲状腺腫が散発的に報告される理由は、コンブを始めとした海藻の過剰摂取だと考えられています。
これと同様、キャットフードに含まれるコンブ由来のヨウ素を過剰に摂取することで、栄養性の甲状腺機能亢進症を発症する可能性はありますが、この仮説を実証したデータはありません。
キャットフードに含まれるコンブはごく微量でしょうが、すでに甲状腺機能亢進症を抱えている猫においては海藻類を含まないフードを選んだほうがよいでしょう。また甲状腺機能低下症を発症している猫に対する治療の第一選択肢は投薬治療です。昆布はナトリウム、カリウム、リン、βカロチンなどさまざまな微量元素を含んでおり、他の過剰症が引き起こされる危険性がありますので、知識がない状態での食事療法はお控えください。
これと同様、キャットフードに含まれるコンブ由来のヨウ素を過剰に摂取することで、栄養性の甲状腺機能亢進症を発症する可能性はありますが、この仮説を実証したデータはありません。
キャットフードに含まれるコンブはごく微量でしょうが、すでに甲状腺機能亢進症を抱えている猫においては海藻類を含まないフードを選んだほうがよいでしょう。また甲状腺機能低下症を発症している猫に対する治療の第一選択肢は投薬治療です。昆布はナトリウム、カリウム、リン、βカロチンなどさまざまな微量元素を含んでおり、他の過剰症が引き起こされる危険性がありますので、知識がない状態での食事療法はお控えください。
猫におけるコンブ(昆布)の安全性、危険性、および適正量に関するデータはまったくそろっていません。生で与えるなど成分が濃縮された形で与えることは危険です。