ヒヨコ豆の成分
ヒヨコ豆(chickpea)はトルコ南東部を原産とするはマメ亜科の自殖作物。非常に古い歴史をもち、およそ7,500年前の中東の遺跡からも栽培の証拠が見つかっているほどです。なお現代の中東では「ファラフェル」と呼ばれるコロッケに似た食べ物として食されています。
異名がたいへん多く、一例を挙げるとグラム(gram)、ガルバンゾ(garbanzo)、エジプト豆、チャナ豆などがあります。
異名がたいへん多く、一例を挙げるとグラム(gram)、ガルバンゾ(garbanzo)、エジプト豆、チャナ豆などがあります。
ヒヨコ豆は安全?危険?
ヒヨコ豆を猫に与えても大丈夫なのでしょうか?もし大丈夫だとするとどのくらいの量が適切なのでしょうか?以下でご紹介するのはヒヨコ豆に関して報告されている安全性もしくは危険性に関する情報です。
酵素インヒビター
酵素インヒビターとは、体内でエネルギー代謝に関与している酵素に働きかけ、その作用を低下させる物質。ヒヨコマメを生のまま食べると、中に含まれるレシチン、ポリフェノール、オリゴ糖、アミラーゼ、プロテアーゼ、トリプシンインヒビターおよびキモトリプシンインヒビターの作用により、消化不良を起こしてしまう危険性があります。
一方、エクストルード製法に代表される加熱や脱穀などによってこうした成分の作用を弱めれば、反芻動物以外の家畜動物に与えてもそれほど消化不良を起こさないとされています。実際ヒヨコマメは、ウシはもちろんのことブタやニワトリ、魚の飼料としても使用されています。またキャットフードの原料としても用いられています。
一方、エクストルード製法に代表される加熱や脱穀などによってこうした成分の作用を弱めれば、反芻動物以外の家畜動物に与えてもそれほど消化不良を起こさないとされています。実際ヒヨコマメは、ウシはもちろんのことブタやニワトリ、魚の飼料としても使用されています。またキャットフードの原料としても用いられています。
猫におけるヒヨコ豆の安全性、危険性、および適正量に関してはよくわかっていません。なおインド産ヒヨコ豆およびその加工品から、除草剤の一種「グリホサート」が基準値(2ppm)を超えるレベルで検出されたという事例がちらほら報告されています。