IoT時代の猫トイレ
IoT(Internet of Things, アイオーティー)とは、さまざまなモノに取り付けられたセンサーがインターネット上にデータを送り、人との間で情報のやり取りをする技術のこと。日本語では「モノのインターネット」などと訳されます。
センサーを搭載したモノはWiFi(無線LAN)、LTE、3G、WiMAXといったさまざまな無線方式で情報をインターネット上に送り、その情報を人間がパソコンやスマートフォンなどを通して読み込むことによって、モノと人との情報交換が可能になります。 この「IoT」がペットとの生活の中でも活躍する時代がとうとうやってきました。その一例が「スマートトイレ」です。スマートトイレの基本コンセプトは、トイレに取り付けられた様々なセンサーが猫の状態や排泄物をモニタリングし、その情報をインターネット経由で飼い主に送るというもの。飼い主がスマホなどで情報を受け取ることにより、今まで目視確認が主流だった猫のトイレチェックを、センサーが自動的に行なってくれるという新しいスタイルが出来上がりました。 スマートトイレの存在は猫の病気を早期発見する上で重要です
アメリカ・ミシガン州立大学獣医学センターのチームは2017年、猫の飼い主に排尿行動を観察してもらうという実験を行いました。その結果、全体の7割以上を見逃しているという可能性が浮かび上がってきたと言います。一方 、行動解析プログラムを備えたビデオ録画システムの排尿検知率は99%と非常に高いものでした。 猫のおしっこの量や回数は泌尿器系の病気が反映される重要な指標の一つです。また猫の体重は内分泌系の病気や悪性腫瘍の徴候を反映する重要な指標です。こうした指標をデジタル技術で正確にモニタリングすることができれば、猫の体調不良や病気のシグナルをいち早く見つけることも可能となるでしょう。
では具体的にどのような商品があるのでしょうか?日本国内で実際に販売されているものを見てみましょう。
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センサーを搭載したモノはWiFi(無線LAN)、LTE、3G、WiMAXといったさまざまな無線方式で情報をインターネット上に送り、その情報を人間がパソコンやスマートフォンなどを通して読み込むことによって、モノと人との情報交換が可能になります。 この「IoT」がペットとの生活の中でも活躍する時代がとうとうやってきました。その一例が「スマートトイレ」です。スマートトイレの基本コンセプトは、トイレに取り付けられた様々なセンサーが猫の状態や排泄物をモニタリングし、その情報をインターネット経由で飼い主に送るというもの。飼い主がスマホなどで情報を受け取ることにより、今まで目視確認が主流だった猫のトイレチェックを、センサーが自動的に行なってくれるという新しいスタイルが出来上がりました。 スマートトイレの存在は猫の病気を早期発見する上で重要です
アメリカ・ミシガン州立大学獣医学センターのチームは2017年、猫の飼い主に排尿行動を観察してもらうという実験を行いました。その結果、全体の7割以上を見逃しているという可能性が浮かび上がってきたと言います。一方 、行動解析プログラムを備えたビデオ録画システムの排尿検知率は99%と非常に高いものでした。 猫のおしっこの量や回数は泌尿器系の病気が反映される重要な指標の一つです。また猫の体重は内分泌系の病気や悪性腫瘍の徴候を反映する重要な指標です。こうした指標をデジタル技術で正確にモニタリングすることができれば、猫の体調不良や病気のシグナルをいち早く見つけることも可能となるでしょう。
では具体的にどのような商品があるのでしょうか?日本国内で実際に販売されているものを見てみましょう。
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ペットケアモニター
「ペットケアモニター」はシャープ(SHARP)が開発したシステム型の猫用スマートトイレ。
無線LANやBluetoothを介し、専用アプリ(Android/iPhone)をダウンロードしたスマホと連動。鳥取大学農学部と共同開発した独自アルゴリズムで計測データを解析し、猫の健康状態をモニタリングしてくれるが、サービスを利用するためには「COCORO PET」(月額300円)への加入が必要となる。
別売りの個体識別バッジをつけた場合、最大で3頭までの個別管理が可能。スノコ部分に入れるチップおよびトレー部分に敷くシートは専用なので要注意。
基本スペック
- 商品名:ペットケアモニター
- 公式サイト:SHARPペットヘルスケア
- 発売日:2018年7月30日
- 価格:24,800円(本体のみ)
- 使用条件:IoTを利用するには専用サービス「COCORO PET」(月額300円)への加入が必要。解約すると計測データが閲覧できなくなる。
- 本体の大きさ・サイズ✓本体:38×57.6×18.8cm
✓本体重量:4kg
無線LANやBluetoothを介し、専用アプリ(Android/iPhone)をダウンロードしたスマホと連動。鳥取大学農学部と共同開発した独自アルゴリズムで計測データを解析し、猫の健康状態をモニタリングしてくれるが、サービスを利用するためには「COCORO PET」(月額300円)への加入が必要となる。
別売りの個体識別バッジをつけた場合、最大で3頭までの個別管理が可能。スノコ部分に入れるチップおよびトレー部分に敷くシートは専用なので要注意。
【動画】ペットケアモニター
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toletta
「toletta」(トレッタ)は株式会社ハチたまが開発したシステム型猫用スマートトイレ。
本体価格はなく、トイレ1台あたり月額500円で利用するという課金システム。初めて使用する際の契約期間は最低2年間で、2年以内に解約の場合は契約残額を一括払いする。
猫の顔認識(フェイスID)技術を採用しており、多頭飼育している家庭においても自動識別可能。猫砂は市販されているシステムトイレ用の砂で、崩れないタイプのものであればOK。
基本スペック
- 商品名:toletta
- 公式サイト:toletta
- 発売日:2018年8月
- 価格:12,000円(2年縛り)
- 使用条件:本体価格は必要ないが、サービス(月額500円)を利用する場合は最低2年間という条件がつく
- 本体の大きさ・サイズ✓本体:43.6×54.8×30.3cm
✓本体重量:3.3kg
本体価格はなく、トイレ1台あたり月額500円で利用するという課金システム。初めて使用する際の契約期間は最低2年間で、2年以内に解約の場合は契約残額を一括払いする。
猫の顔認識(フェイスID)技術を採用しており、多頭飼育している家庭においても自動識別可能。猫砂は市販されているシステムトイレ用の砂で、崩れないタイプのものであればOK。
【動画】toletta