日本の猫ミュージアム
猫専門の博物館・美術館のうち、日本国内にあるものです。世界的に見ても、群を抜いて多いことがうかがえます。
ヨコハマ猫の美術館
湘南ねこ美術館「猫の家」
湘南ねこ美術館「猫の家」は、地元のガラス工芸作家・広沢義之氏が収集してきた猫アイテムを展示している私設美術館。2007年、築50年の古民家を改装してオープンしました。館内には、人気画家の原画のほか、猫雑貨や700冊を超える猫関連の書籍があり、読書スペースも設けられています。週3日だけの限定営業なので要注意。
基本情報
- 住所神奈川県三浦郡葉山町下山口1502(地図はこちら)
- 電話046-876-3468
- 料金【小中学生】250円・【高校生以上】350円
- 営業日と時間10:00~17:00/土・日・月曜日のみの限定営業
- 公式ホームページ湘南ねこ美術館「猫の家」
淡路市立中浜稔猫美術館
「淡路市立中浜稔猫美術館」は、2000年に開館した兵庫県淡路島にある市立美術館。地元出身の中浜稔氏が描いた墨絵作品を中心に展示しています。画伯は1977年から全国の百貨店やギャラリーで個展を開催している「猫の墨絵」の第一人者で、現在も精力的に活動しているとのこと。公式サイトはこちら。
基本情報
- 住所兵庫県淡路市浦668-2(地図はこちら)
- 電話0799-75-2011
- 料金【中学生以下】200円・【高校大学生】300円・【一般】500円
- 営業日と時間10:00~18:00/月曜定休
- 公式ホームページ淡路市立中浜稔猫美術館
伊豆高原ねこの博物館
「伊豆高原ねこの博物館」は、静岡県の伊豆高原にある猫専門の博物館。「野生ネコの世界」では、ネコ科に属する38種のうち28種類がジオラマで展示されており、「絶滅ネコ類」では、現在では見られない絶滅してしまったネコ科動物が紹介されています。「ねこの美術館」では、世界各国から収集された猫グッズが居並び、「ミュージアムショップ」では、猫に関する民芸品やオリジナルグッズが販売されています。さらに「世界のねこちゃん」コーナーでは、約30種類60匹の実物の猫と触れ合うことができます。
基本情報
- 住所静岡県伊東市大室高原7-600(地図はこちら)
- 電話0557-51-5133
- 料金【小学生】700円・【中高生】1,000円・【大人】1,300円
- 営業日と時間9:00~17:00/無休
- 公式ホームページ伊豆高原ねこの博物館
世界の猫グッズ博物館
「世界の猫グッズ博物館」は「NPO法人・猫たちの幸せを守る会」が運営する博物館。館内の「猫とのふれあい場」にいる100匹近くの猫は、随時里親中とのこと。「にゃんこ文庫」コーナーでは猫に関連した漫画や雑誌、写真集など2,000冊以上がそろえられており、「世界の猫グッズ」コーナーでは世界中から集めた珍しい猫グッズが展示してあります。
基本情報
- 住所千葉県安房郡鋸南町上佐久間2-2(地図はこちら)
- 電話0470-28-4522
- 料金【小学生】500円・【中学生以上】800円
- 営業日と時間11:00~17:00/水曜定休
- 公式ホームページ世界の猫グッズ博物館
招き猫ミュージアム
「招き猫ミュージアム」は、「招き猫」に特化した博物館。数千点に及ぶ展示品の多くは、「日本招猫倶楽部」の世話役を務める板東寛司・荒川千尋夫妻の個人コレクションです。2005年からは、陶磁器メーカー「中外陶園」の協力を得て群馬県の嬬恋村から現在の愛知県瀬戸市に移転しています。コレクションは、「歴史」、「寺社もの」、「郷土玩具」、「主要産地別」、「珍品」、「雑貨」などに分類されています。
基本情報
招き猫美術館
招き猫美術館 in 尾道
「招き猫美術館 in 尾道」は、大正時代の民家を改造して作った小規模な美術館。1Fには招き猫神社、2Fには全国から集められた約3,000体の招き猫コレクションが展示されています。岡山県に同名の美術館があるので要注意。
基本情報
- 住所広島県尾道市東土堂町19-36(地図はこちら)
- 電話0848-25-2201
- 料金【小学生】100円・【中学生以上】200円
- 営業日と時間11:00~17:00(土日祝は10:00~)/木曜定休
- 公式ホームページ招き猫美術館 in 尾道
世界の猫ミュージアム
猫専門の博物館・美術館のうち、海外にあるものです。実際に訪問する場合は、必ず事前に公式ホームページで詳細をご確認ください。
FELINE HISTORICAL MUSEUM
「FELINE HISTORICAL MUSEUM」は、2010年に開館したアメリカ・オハイオ州にある博物館で、運営は猫の品種登録団体である「CFA」。アメリカの著明な建築家であるフランク・ロイド・ライトがデザインした猫ハウスが展示されているほか、日本の招き猫専用セクションなどもあります。
基本情報
- 住所260 East Main Street, Alliance, Ohio(地図はこちら)
- 料金無料(有志は寄付を)
- 営業日と時間火~金曜=10:00~16:00/土曜=9:00~24:00
- 公式ホームページFELINE HISTORICAL MUSEUM
The American Museum of the House Cat
「The American Museum of the House Cat」は猫の保護施設「Catman2シェルター」が運営する博物館。ノースカロライナ州ジャクソン郡の名所「Old School Antique Mall」に隣接。入館料は博物館およびシェルターの運営資金として利用されます。
基本情報
- 住所28779 Sylva, North Carolina 4704 US Highway 441 S(地図はこちら)
- 電話828-293-0892
- 料金5ドル(12歳未満は2ドル)
- 営業日と時間10:00~17:00(日曜のみ12:00から)/月曜定休
- 公式ホームページThe American Museum of the House Cat
クチンキャットミュージアム
「クチンキャットミュージアム」(Muzium Kucing)は、1992年に開館したマレーシアのクチンにある市営博物館。運営はクチン北市役所で、展示場は1,000平方メートル以上と広く、クララルンプールの国立博物館から譲り受けた4,000点を超える猫グッズが展示されています。入場料と駐車料金は無料ながらも、展示品を撮影する際には料金が発生します。
基本情報
- 住所93050 Kuching Sarawak(地図はこちら)
- 料金無料(撮影は有料)
- 営業日と時間9:00~17:00/国民の休日のみ休館
- 公式ホームページMuzium Kucing
カッテンカビネット
「カッテンカビネット」(Katten Kabinet)は1990年、オランダ人投資家ボブ・メイヤー氏が、溺愛していた猫の「J.P.モルガン」(John Pierpont Morgan)を記念するために設立した猫の博物館。建物は1667年に建造された由緒あるもので、2004年の映画「オーシャンズトウェルブ」(Ocean's Twelve)ではロケ地として選ばれたそうです。ちなみに「Katten Kabinet」は、直訳すると「猫の小陳列室」という意味。
基本情報
- 住所Herengracht 497/1017 BT Amsterdam(地図はこちら)
- 料金要問合せ
- 営業日と時間10:00~17:00(土日は12:00から)/無休
- 公式ホームページKattenKabinet
ライオンシティキティミュージアム
「ライオンシティキティミュージアム」(The Lion City Kitty museum)はシンガポールにある猫の美術館。3階建ての建物内では、猫に関する様々な芸術作品を展示しているほか、館内にいる保護猫たちの里親探しも行っています。週末だけの限定営業なので要注意。
基本情報
- 住所8 Purvis St Singapore 188587(地図はこちら)
- 料金【6歳以下】無料・【一般】9シンガポールドル
- 営業日と時間【金曜】16:30~19:30・【土日】12:00~19:30/3:30~4:30はお昼寝タイム/不定休
- 公式ホームページThe Lion City Kitty museum
KATINU MUZIEJUS
「KATINU MUZIEJUS」はリトアニアにある猫の博物館。設立は1990年で、ヨーロッパや日本、中国などから収集した1万点以上の猫関連グッズを展示しています。なお「KATINU MUZIEJUS」は直訳すると「猫の博物館」という意味。
基本情報
- 住所Zuvininky g. 18 Siauliai 76249(地図はこちら)
- 料金要問合せ
- 営業日と時間【平日】10:00~17:00・【土】9:00~16:00/月曜定休
- 公式ホームページKATINU MUZIEJUS
カーサデロスガトース
「カーサデロスガトース」(Casa de los gatos)は2002年に開館した猫の美術館。海に隣した3階建ての家の中には、絵画、陶磁器、置物から家庭用品に至るまで、猫に関する物が6,000点近く展示されています。ちなみに「Casa de los gatos」は「猫の家」という意味。
基本情報
- 住所Carrer Sant Albert 17310 Lloret de Mar Girona(地図はこちら)
- 料金要問合せ
- 営業日と時間要問合せ
- 公式ホームページCasa de los gatos
猫ミュージアム番外編
以下は、猫に関する展示物はないものの、何らかの形で猫とかかわりのある博物館・美術館です。
ヘミングウェイ博物館
「ヘミングウェイ博物館」(Ernest Hemingway Home and Museum)は、20世紀の文豪アーネスト・ヘミングウェイが暮らしていた家を改装して公開されている博物館。猫関連のグッズが展示されているわけではありませんが、彼が船乗りから譲り受けた「スノーホワイト」という名の多指猫の子孫たちを、庭などで見ることができます。ちなみに多指猫は、ここに暮らす猫に因んで「ヘミングウェイキャット」とも呼ばれます。
基本情報
- 住所907 Whitehead St Key West, FL 33040(地図はこちら)
- 電話(305) 294-1136
- 料金【5歳以下】無料・【子供】6ドル・【大人】13ドル
- 営業日と時間9:00~17:00/無休
- 公式ホームページErnest Hemingway Home and Museum
エルミタージュ美術館
「エルミタージュ美術館」は、ロシア・サンクトペテルブルクにある国立美術館。1700年代半ば、ネズミ駆除のために連れてこられた猫たちの子孫が、今も館内で暮らしているそうです。その数は数十匹を超え、美術館の中には「猫に注意!」という標識まで設置されているとか。
基本情報
- 住所Palace Square, 2 Санкт-Петербург(地図はこちら)
- 料金【本館】600ルーブル・【別館】300ルーブル
- 公式ホームページHermitage Museum
モスクワキャッツシアター
「モスクワキャッツシアター」(Moscow Cats Theatre)は、世界で唯一、猫が主役を務めるサーカス。200匹近くの猫たちが、信じられないような芸を披露してくれます。博物館でも美術館でもありませんが、猫好きなら一度は見てみたいアトラクションでしょう。
基本情報
- 住所Kutuzovskiy pr., 25 Moscow(地図はこちら)
- 公式ホームページТеатр кошек Куклачева