猫の咽頭炎の病態と症状
猫の咽頭炎とは、のどに炎症が発生した状態を言います。
咽頭(いんとう)とは、口と食道との間にある柔らかい筋膜性の部位です。口に近い側を「咽頭口部」、鼻に近い側を「咽頭鼻部」、そして呼吸器の入り口である喉頭に近い側を「咽頭喉頭部」と言います。ここに炎症が発生すると、人間では扁桃腺が腫れた状態になり、食事にも支障をきたすような痛み引き起こすようになります。
猫の咽頭炎の主な症状は以下です。
猫の咽頭炎の主な症状は以下です。
猫の咽頭炎の主症状
- 咳
- 食欲不振
- 首のリンパが腫れる
- よだれが増える
- えづく(吐くしぐさをするが何も出ない)
- 呼吸困難
- 泣き声が変わる
猫の咽頭炎の原因
猫の咽頭炎の治療
猫の咽頭炎の治療法としては、主に以下のようなものがあります。
猫の咽頭炎の主な治療法
- 基礎疾患の治療 基本的に咽頭炎は他の疾患の周辺症状として発生しますので、まず咽頭炎を引き起こしている基礎疾患への治療が施されます。のどの異物を除去したり、ネブライザーを用いて薬剤を吸引させるなどです。
- 生活環境の改善 咽頭炎が毒物の摂取や誤飲誤食によって引き起こされた場合は、再発を予防する目的で生活環境を改善します。具体的には以下のページをご参照ください。