日本における安全性情報
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)は金属イオンとキレート結合して錯体を形成する化合物。化学構造式は以下です。
日本では厚生労働省によって「エチレンジアミン四酢酸カルシウムニナトリウム」と「エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム」が指定添加物として認可されています。エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムに関しては、最終食品の完成前にエチレンジアミン四酢酸カルシウムニナトリウムに転換し、なおかつ缶詰や瓶詰の清涼飲料水1kg中0.035gまで、その他の缶詰や瓶詰食品1kg中0.25gまでという使用基準が設けられています。
一方、遊離酸基のEDTAに関しては、ラットやマウスにおける半数致死量(LD50)が経口摂取で体重1kg当たり2,000mg、ウサギにおけるそれが2,300mgと報告されています(:環境省)。
一方、遊離酸基のEDTAに関しては、ラットやマウスにおける半数致死量(LD50)が経口摂取で体重1kg当たり2,000mg、ウサギにおけるそれが2,300mgと報告されています(:環境省)。