赤色40号とは何か?
赤色40号(あかいろよんじゅうごう)は食品を赤く染めるときに用いられる着色料です。アルラレッドACとも呼ばれます。 成分の分類上は「着色料」に属し、フードの色合いを調整して猫の食いつきを良くする作用を持っています。ただし猫は赤色を認識できないため、着力料を使用する目的は主として飼い主の視覚に訴えかけ、「おいしそうな肉色」と思わせることだと考えられます。
赤色40号の安全性情報・概要
- 厚生労働省=指定添加物
- IARC=発がん性なし
- EFSA=使用基準7mg/体重1kg/日
- JECFA=使用基準なし
- キャットフード1kg中308mgまで
日本での使用基準
日本において赤色40号は厚生労働省によって指定添加物(着色料)として認可されており、食品全般への使用が認可されています。ただしカステラ、しょう油、食肉、鮮魚介類、茶、豆類、みそなどへの使用は禁止です。使用基準は特に設定されていません。含んでいる食品は幅広く、一例としてはわたあめ、キャンディ、ソフトドリンクなどが挙げられます。
海外での使用基準
赤色40号はアメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)によって化粧品、医薬品、食品への使用が認可されています。またIARC(国際がん研究機関)によって発がん性も確認されていません。
人間における研究では2007年、英国食品基準庁(FSA)が赤色40号を含む6つの着色料に関する調査を行い、10歳未満の子供における多動性障害(ADHD)との関係性が疑われるとの結論に至りました。しかし結論は確固たるものではなく、EFSA(欧州食品安全機関)は今の所、7mg/kgを超えるような大量の赤色40号を摂取をしない限り人体に悪影響を及ぼすことはないとの立場をとっています。なおJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)における使用基準は設定されていません。
人間における研究では2007年、英国食品基準庁(FSA)が赤色40号を含む6つの着色料に関する調査を行い、10歳未満の子供における多動性障害(ADHD)との関係性が疑われるとの結論に至りました。しかし結論は確固たるものではなく、EFSA(欧州食品安全機関)は今の所、7mg/kgを超えるような大量の赤色40号を摂取をしない限り人体に悪影響を及ぼすことはないとの立場をとっています。なおJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)における使用基準は設定されていません。
キャットフードに入れると危険?
ペットフードにおける赤色40号はEFSAによる2015年の調査によって大腸、胃、肝臓の遺伝子に対する毒性は持っていないことが確認されています。ラットにおけるデータから導き出された摂取量の上限は、キャットフード1kg中308mgまでです。
しかし赤色40号の含有量まで記載してあるペットフードラベルはほぼ皆無ですので、安全性の検証ができないというのが現状です。