詳細
調査を行ったのは、ドイツミュンヘンにあるルートヴィヒ・マクシミリアン大学を中心としたチーム。2015年1月、1985年~2015年の期間に発表された「食事性アレルギー皮膚反応」(CAFR)をテーマにした研究論文を、医療文献データベース「CAB」と「Web of Science」の両方において検索し、それらを総括するメタ分析を行いました。その結果、合計78頭の症例が選抜基準をクリアし、アレルギー反応を起こしやすい食材として、以下のようなリストが出来上がったと言います。
こうした知見から研究チームは、上記したデータは必ずしも真実を反映しているわけではないし、猫全体に一般化することはできないものの、参考程度にはなるだろうとしています。具体的な応用方法としては、食品アレルギーが疑われる患猫に対して「食材給餌テスト」や「食材除外テスト」を行うとき、最も確率の高い「牛肉→魚→鶏肉・・・」という順番で行うなどが考えられます。 Common food allergen sources in dogs and cats
猫のCAFR誘発食材
- 牛肉→14頭(18%)
- 魚→13頭(17%)
- 鶏肉→4頭(5%)
- 小麦→3頭(4%)
- とうもろこし→3頭(4%)
- 乳製品→3頭(4%)
- ラム肉→2 頭(3%)
こうした知見から研究チームは、上記したデータは必ずしも真実を反映しているわけではないし、猫全体に一般化することはできないものの、参考程度にはなるだろうとしています。具体的な応用方法としては、食品アレルギーが疑われる患猫に対して「食材給餌テスト」や「食材除外テスト」を行うとき、最も確率の高い「牛肉→魚→鶏肉・・・」という順番で行うなどが考えられます。 Common food allergen sources in dogs and cats