トップ有名な猫一覧選挙に立候補した猫タキシードスタン

タキシードスタン

 カナダ・ハリファックスの市長選に立候補したことで有名な猫「タキシードスタン」について解説します。

タキシードスタンとは?

 タキシードスタンは、動物の福祉を求め、2012年のカナダ・ハリファックス市長選に立候補した猫。
ハリファックス市長選出馬した、タキシード党党首・スタン  2010年、野良猫だったところを、引退した獣医師であるヒュー・キショルム氏に引き取られ、広大な敷地の中で悠々と暮らしていました。スタンが2歳になった2012年、飼い主は地元の猫問題に対する人々の関心を高めるため、スタンを市長選に立候補させることを決意します。「地元の問題」とは、犬に対しては設けられている不妊手術の法律が、猫に対しては設けられておらず、野良猫がどんどん増え続けているということです。
 被毛の柄から「タキシード党・党首」となったスタンは、テレビパーソナリティのエレン・ディジェネレスやCNNキャスターのアンダーソン・クーパーらの支持を得て、アメリカ国内のメディアでも取り上げられました。
 選挙の結果、惜しくも当選は逃しましたが、ハリファックス市議会は選挙後、地元の動物虐待防止協会に対し、40,000ドルの資金を提供することを決議しました。これは低価格で不妊手術を行える病院を設立するためであり、スタンの立候補が産み出した功績だと言えます。 Tuxedo Stan's Bio NATIONAL POST

タキシードスタンの写真・動画

 以下でご紹介するのは、カナダ・ハリファックスの市長選に立候補したことで有名な猫「タキシードスタン」の写真と動画です。 タキシード党の由来となった、スタンの被毛
 「タキシード党」の由来は、スタンの黒い被毛と胸元の白い毛がタキシードに見えるから。残念ながら彼は2013年9月8日、9ヶ月の闘病の末、腎臓ガンで死去した。享年3歳。写真の出典はこちら
タキシードスタンの兄弟猫で、タキシード党の後継猫・アールグレイ
 スタン亡き後の「タキシード党」は、彼の兄弟猫である「アールグレイ」が引継ぎ、次期市長を目指して立候補する予定だとか。スタンに比べると、確かに被毛がグレイがかっている。写真の出典はこちら
在りし日のスタン
 以下でご紹介するのは、存命中のタキシード党党首・スタンの映像です。彼が暮らす広大な敷地は、「猫のユートピア」ということで「Catpia」と呼ばれています。 元動画は→こちら